1-05「死人(しびと)と妖(あやかし)の行く道は、未だ灰色の帳に包まれて」タイトル・あらすじ感想
【タイトル】
主役が分かりやすく、その行先も窺えないシリアスな舞台設定であることが安易に伝わるタイトルです。そこまで特殊な読みでもない死人と妖にルビを振っていたり、丁寧に読者視点を意識出来るお上手な方という印象があります。ジャンルとしては硬派な和風ファンタジー、と言ったところなんですが、このタイトルの段階で読者が受け取る印象はかなり重めのシリアス作品であることは留意しておきたいです。
綺麗なタイトルなのでけっこう好き。情報量もあるにはあるが漠然と、ジャンルが窺える範囲には留まっているので、いざその内容はなんなのか。あらすじへの接続も非常にいい。楽しみにしたい一作です。
【あらすじ】
めちゃくちゃ分かりやすいですね! 導入としての役割を完全に果たしたあらすじで、物語への没入感を高めるように設計されている。大筋としては少年漫画的なヒロイックなものになっており、世界観の表現として現れる固有名詞の数々が輝きます。期待値は高くこのまま始まってもいいくらい。するすると内容が入る分、本文がどこから始まるかは気がかりに思う。書き出し祭りではプラスアルファの情報(驚き)があると強く印象に残りやすいみたいで、これが祭り向けの戦略的な作品なのか連載想定なのかは分かりませんが本文での速度にも期待したいところです。スロースタートの作品、私は好きなんですけどね! あんまり、受けは良くないよね……。
ユクミのキャラクター性も気になるしバディとしての活躍も楽しみ。また、死人がどこに掛かってくるかもフックとして機能している。主人公の生存が叙述トリック的なのかな。いいないいな、楽しみだな。個人的にはすごく注目度の高い作品の感想となりました。
以上でタイあら感想を〆ます。
本文でもよろしくお願いしますm(_ _)m
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