【無神論者の夜】


楽園は近かった


神は知らずに踊らされていた


僕らは原罪を望んだ


僕らは楽園から追放されたのではなく


僕らは楽園から立ち去った


猿が蛇に怯えるのは必然


それは本能の記憶が持つ


未来の戦慄を緩和させる精巧なシステムだから


僕らは楽園が物足りなかった


そして自ら原罪を背負う息苦しい道を選択した


途方もない遠回りを余儀なくされて


楽園は近かった




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