たましい

太陽光発電パネルが美しく並ぶ様子が見どころだった


釣り人が指さす先にシロイルカあなたの笑顔がまずは幸福


船着き場日向ぼっこの猫二匹 いてもいいかな人間一匹


花びらの一枚はまだ花なのか 思いはもう私ではない


レプリカが蔓延してる私にもあるんだよ美しい劣化版が


スカイプでふいに何かが始まってそういう日々が大好きだった


たましいを届けるための二時間を一週間の中に設ける


ペンギンが星座を創る方法は永遠に誰にも漏らすべからず


越えられぬ壁を二人で眺めつつ笑う日々が 大好きだった


さようなら貴方にとっての始まりと私にとっての無限の日々よ


強いとか弱いとか生き残るとか言葉にできてしまうこととか


何度でも無限の果てを繰り返し繰り返し見る風車たち


妹の面影がまだあるならば姉になってく私を撫でて


心臓が再生していく夢を見る傷つくほどに深く眠って


ぼんやりとしてから薬探しても買った記憶は彼方の彼方


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