きみにとどけ

手をつないで 肩ならべて 歩いた あの桜並木を

私は今 ひとりで歩いている

一緒に桜を 見たかった春の日

もう それさえ過ぎ去って

ただ まっさらな気持ちで 空見上げるよ


今日も青い この空の下

同じ時に 生きている

君を思って 見上げてるよ

あの日の花びら 君に届け


優しい心で いられなかった 傷つけて 傷ついた

伝えたかった でもできなくて

寝苦しい夜も 冷たい朝も

一人でのりこえてきたから

大丈夫 きっと 今なら言えそうなんだ


今日も青い この空の下

同じ時に 生きている

私でいられて 嬉しいんだ

あの日の言ノ葉 君に届け


君に出会えて 重ねた手のひら ぬくみはいつも左手に

同じ手を そっとポケットから出す

広げたぎこちない その上に舞い降りる

桜の精は また踊って…


今日も青い この空の下

同じ時に 生きている

君のもとへと 届くはず

この手の花びら 風に乗れ


いつか 届きますように 切なる願い 君に届け

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