王へ贈る戯言

王よ、王よ。

どうかこの、卑しき小娘の浅はかな言葉で、その耳をお汚し下さいませ。


貴方は、王ではない。まして悪魔ですらない。

貴方はただの、神です。


自分の好きにできる自由がありながら、見ているばかりで何もしない。それを怠慢と呼ばず何と呼ぶのか。


王よ、いや神よ。

貴様をけして許しはしない。


◆◆◆


『亡き妻へ捧げる復讐』

『亡き主へ捧げた感情』

の作中に出てくる台詞、を更に投稿用に直しまくったや~つ。

何となく書いて放置した後、亡き妻を書いている最中に、劇中劇の台詞に使えないかと転用。


イメージとしては、王の前に跪いて、剣を差し出してる感じ。侍女もしくは家臣の妻。

後追いしたいがただ首をかっ切るんじゃなくて、憎き王の手をもっと汚してやりたい、大切な人を奪ったその手で息絶えたい、みたいな願望で、静かに王を責め立てる。

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