『罗小黑战记』――『The Legend of HEI』
ジャンル:
おすすめ度:中国語初心者 ★★★☆☆
中国語上級者 ★★★★★★★★
寒木春華スタジオプロデュースのオリジナルアニメ。
第40話(2021/07/17)更新済み。
黒猫の妖精が人間界で人と触れ合い、成長する物語。
最初にあらすじをご紹介。
この世界には妖精と呼ばれる存在がいる。
妖精は人間から正体を隠し、あるいは人里離れて暮らしている。
主人公である黒猫の妖精が
門番の
そのまま
しかしふつうの猫ではない彼はキャットフードを食べなかったり、人間のトイレを使ったり……度々周囲の人を驚かせる行動を見せる。
ある日、
しかし、そこでさまざまな不思議で奇妙な事件に巻きこまれることになる。
中国の国民的アニメ。国宝的キャラクター。
気になる方はぜひ調べてみてください。
まるまるとした毛玉に大きな目玉……その愛らしいフォルムから、中国のマクドナルドやアイスのメーカーなどともよくコラボしています。
ここで個人的な推しポイントをご紹介。
推しポイント①:ただの癒し系アニメと思った? そうじゃないんだよな!!
本作は一種の初見殺し的なアニメである。
可愛らしいミニキャラにほのぼのとした雰囲気(前半のみだが)。
するするとなめらかな作画にテンポのいいストーリー。
一見するとそれこそ日常系アニメだが、壮大な伏線が交えられたファンタジー作品でもある。
人に敵対する妖精たちの陰謀、時代の流れに翻弄される妖精の末路。
スピード感のある戦闘シーンから、いっときも目を離すことができない……!
ところどころ中国神話要素もあって、中華好きにはたまらない。
現代技術とファンタジーが融合したようなアニメが好きなので、個人的にはめちゃ刺さった。
一方で本作には「人間が妖精の棲家である自然を破壊する」描写が度々登場する。
アニメを通して現在の社会問題を提起するという目的も隠されているとわかる。
一作でとにかくお腹いっぱいになれる作品。
推しポイント②:スキマ時間にさくっと見れる! 中国語の勉強に便利!!
一話が5〜15分なので、比較的さくっと見れる。
キャラクターもそれなりに簡単な文法の中国語を使っているので、個人的には中国語を勉強する教材としても使えるかなと思う。
映画なら日本語吹き替え版もあるので、中日版を双方を比較しながら見るのも良き。
ただ、途中から固有名詞が増えるので、見る前に日本語の FAN WIKI などで予習しておくのが無難。
ちなみに、監督の方も中国語のシャドーイングに本作を推奨しています。
推しポイント③:
もう本作の良さはこれに尽きる。
ストーリーが進むにつれて、
ちょっとだけ推しの
誕生日は11月1日。種族は妖精で年齢は10歳。
好きな食べ物は魚味のペロペロキャンディー(!?)
監督が飼っていた黒猫がモデル。
黒猫の姿、猫耳が生えた人間に近い姿、大きな獣の姿になれる。
しっぽは
戦闘状態の時には緑の目、青い口になる。
実は暗殺も得意だったりする。
可愛い一面もあったり、見た目に反してかっこいい一面もある。
もちろん
個人的には最強の人間執行官
ここでいつも以上にてんこもりな小ネタ(?)集をご紹介。
2011年に第一話が公開されて、今もなお更新し続けている。
どうやらアニメを作りながら更新しているらしく、ものすごく更新頻度が低いアニメとして有名。
同時に歴史のあるアニメ作品でもある。
同名の映画作品『罗小黑战记 不再流浪』も公開(2019/09/07)されている。
アニメ本編の四年前の出来事。
三部作が予定されており、現在二作目制作中とのこと。
日本語吹き替え版『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』も公開(2020/11/07)されている。
こちらの主演は花澤香菜さんと宮野真守さんと櫻井孝宏さん。
たしかアマゾンプライムで分割版が見れたはず。
bilibiliと微博で番外編のマンガ『蓝溪镇』が更新されている。
アニメ本編に出てくる老君と清凝仙子の物語。このふたりは公式CP。
こちらのマンガも日本語訳版が二巻まで発売中。
日本語の「羅小黒戦記 FAN WIKI」もある。
さらに知りたい方は以下リンクから詳細情報を知れる。
https://lxh-fan-wiki.site/index.php/Main_Page
中国の国民的ファンタジーアニメ、ぜひおすすめしたい作品です!
(記:2022/12/25)
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