第5話
時は、10月1日の深夜0時30分頃であった。
ところ変わって、東植田町にある森林公園付近にある雑木林にて…
「イヤ、イヤ、おうちに帰してイヤ!!」
雑木林で、泣き叫ぶ女性の声と恐ろしい覆面をかぶっていて黒のジャンパー姿の男5人の薄気味悪い
事件が発生する30分ほど前であったが、事件現場の西側の国道193号線沿いにあるミニストップの駐車場で車がらみのトラブルが発生した。
カップルさんが乗っていた車が恐ろしい覆面をかぶっている男のグループ5人のうちの1人に接触した。
その時に、運転していた男性(30歳の会社員)が男5人のグループから強烈な暴行を受けて殺された。
一緒にいた女性(26歳のOL)が男5人によって雑木林へ連れて行かれた。
女性は、必死になって叫んだ。
しかし、覆面男5人に身体を押さえつけられているので身動きが取れなかった。
「イヤ、やめてイヤ!!」
「イヤ、イヤ、やめて、イヤ、イヤ…」
続いて、リーダーの男がサバイバルナイフで女性が着ているラベンダー色のカーディガンと下に着けていた白のブラウスを同時に切り裂いた。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そして、もうひとりの男がブラウスの下に着けていたシルクのブラキャミを激しくひっぱった。
ブラキャミが思い切り破れたと同時に200のNカップのふくよか過ぎる乳房があらわになった。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
恐ろしい覆面をかぶっている男5人のグループは、泣き叫んでいる女性の身体をグチョグチョになるまで犯した。
それから200分後のことであった。
グチョグチョに犯された女性は、男5人に対して『ケーサツに訴えてやる!!』と泣きながら言うたあと、その場から逃げようとした。
それを聞いた男5人のグループは、女性の首をしめて殺した。
それから10日後のことであった。
東植田町で発生したレイプ殺人事件で亡くなった女性の身元が判明した。
それと同時に、騒ぎが拡大した。
亡くなった女性はOLさんであったが、数年前に高知県にある極悪非道のやくざ組織が経営しているナイフクラブにホステスとして在籍していることが明らかになった。
そのまた上に、組織のナンバーツーの男の愛人だと言うことも判明した。
そのまたまた上に、亡くなった女性の勤務先が香川県庁であったことも明らかになった。
ミニストップの駐車場で亡くなった男性は会社員であったが、知人がいるやくざ組織に出入りしていたことが明らかになった。
そのまた上に、亡くなった男性が東証一部上場の超一流企業に勤務していることも明らかになった。
東植田町で発生した恐ろしい事件は、朝の民放のワイドショー番組のトップで取り上げられたので、さらに騒ぎが拡大したようだ。
さらにおりが悪いことに、恐ろしい覆面をかぶっていた男5人のグループの中にしゅうすけが含まれていたことが判明した。
そのことがやくざ連中の耳に入ったので、大ゴトになった。
時は、夕方4時半過ぎのことであった。
制服姿の奈美子が急ぎ足で自宅へ向かっていた時であったが、近所の奥さま方がヒソヒソと話しているのを聞いたので不安になった。
奈美子が自宅の手前200メートルのところに来た時であった。
家の玄関で派手なシャツを着ている男3人が大声でおらんでいる(怒鳴っている)場面を目撃してした。
「オラ!!ウエニシ出てこい!!」
「オドレのせがれが親分のレコ(おんな)を犯して殺したから許さんぞ!!」
「親分はその事が原因で10日以上も寝込んだままや!!」
「その上に、うちの店のナンバーワンのホステスがおらんなったけん
「どないしてくれるんや!!」
「今からオドレのせがれが通っている高校へ怒鳴り込みに行くぞ!!」
「ウエニシの両親は寝とんか!!」
「起きんかいコラ!!」
そこへ、白のシャツと黒のズボン姿のしゅうすけがひょっこりと帰宅した。
この時、ひとりの男が『アニキ!!ウエニシのクソボウズが帰って来た!!』と叫んだ。
おどろいたしゅうすけは、その場から逃げ出した。
このあと、三人の男がしゅうすけを追いかけた。
「オドレウエニシのクソボウズ!!」
「待たんかいコラ!!」
奈美子は、3人のやくざの男に追われて逃げて行ったしゅうすけを冷めた目付きでみつめながらつぶやいた。
サイアクだわ…
学校で傷害事件を起こした上に、レイプ殺人事件を起こした…
だから…
この日、奈美子は学校の担任の先生から今の偏差値だと香川県内すべての公立高校に合格することはできないと言われたので、気持ちがギスギスしていた。
こんな気持ちで、高校なんか行けるわけがない…
そう思った奈美子は、高校進学をあきらめると
また同時に、奈美子と家族間の関係も大きく壊れていたので、家族と仲良く暮らして行くことはもはや不可能であった。
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