第9話 「最終試練 part2」
「じゃあ、最終試練だ。」
今回連れてこられたのは柱がたくさんあり、床が黄色の広いスペース。
戦う中ボスはいったい何なのか。
「今回戦う中ボスはこれだ。」
そして部屋の右下に、濃い赤色をしたゾンビが現れた。
コイツはドラゴンみたいに火を吹くことができ、攻撃力も弱くはない。
月一は一生懸命戦った。勇敢に。
少し食らったり、ダメージを交わしたり、小学生とは思えない身体能力だった。
「すごい...特訓させといてよかったかもしれない...!」
...もうあと少しのところ。
どちらももう倒れそうなくらい戦った。
「くぅ...こうなったらあの必殺技を使うしかない...」
そして...
「ファイヤーソード!炎(ほむら)ああああああああああ!」
月一は必殺技を使い、中ボスをコテンパンに潰した。
炎(ほむら)。草属性のなかでも火を使った攻撃。
月一が今使っている剣は、草、炎、水の属性の攻撃ができる剣。
これは研究者の海美が作った剣だ。
(海蔵海美については6,7話をご覧ください!)
これはかなりすごいと思う。
「合格だ。もう僕には何も言うことはない。街のみんなを救い、勇敢な"ヒーロー"になるといいよ。お疲れ様。」
鼓はそう言っているが、月一は疲労でぐっすり眠っている。
鼓は言った。
「あぁ...起きてから言うか。」
こうして、月一の鍛練は終わったとさ。
めでたしめでたし。
......?
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