4月14日 夜道を歩く時、つい隣を見る気がしてならない
私と同期(最早完全に同期扱い)である和田正雪さんから献本いただき、「夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない」を読んだ。これはどうでも良い与太ですが「まさゆき」さんだと思い込んでいたが「しょうせつ」さんでした。申し訳ありません…。
まず帯の「僕の彼女は怪談になった」という煽りを見た瞬間、あー絶対面白いやつじゃん…と思っていました。僕の彼女が怪談になる……!? これ一定のオタクに刺さるのでは…?と。詳しくは攻殻機動隊とイノセンスを観よう!(似ているというわけではなく、会えない位置にいる相手からの干渉と自分の対応みたいな話です)(私のだいすきなやつ!)
実際に面白いやつで刺さるやつです。あんまりネタバレするとアレですし、これを読む方がほう……?となりそうな書き方をするなら、
「そこはかとなくクズい留年確定一人称僕ダウナー男×真夜中に心霊スポット徘徊するそこはかとなく電波な敬語属性女」
でいけると思います。
この電波女こと乃亜ちゃん、とても……かわいい。主人公がいるのに主人公ぼく視点で見てしまったのですが、もう出会いが衝撃でうわ〜〜やばいやん!かわい〜〜!と喜びました。服の趣味もかわいいですし、電波と言っちゃいましたがちょっと変わった思考や性格なところもかわいいです。読めば読むほど全部かわいい。時折ちらっと表紙を見て乃亜ちゃん……(ハート)と喜ぶのがおすすめです。
こうやって青春部分を楽しんでいたがホラー部分もばっちりで、やはり中盤にかかってくる田舎の風習を見に行く辺りから「やばいて…あかんて…」とソワソワします。
この先は本当にネタバレなんてしたらもったいないので是非読んでみてほしい。行った時のアレがもごもごするアレでアレがアレしてあ〜〜〜あ〜〜〜ってなったりしてほしい(がんばって伏せたどうしても言いたい内容)
たとえば自分の「不能共」は冒頭でブン殴るタイプだと思うんですが(ソッコー死人が出るので)、「よみかの」は真逆だと思うんですよね。最後の1ページ、なんなら最後の一文で「ああ……………」となる小説です。それまでの丁寧な積み重ねが最高のタイミングで効いてくる感じ。読み始めたら絶対最後まで読んで欲しいなと思う小説です。
ベッドに入ってから「乃亜…………………」と呟く経験、みんなにもしてほしいな。
というわけでダイマです。
「夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない」
乃亜を好きになればなるほどダメージが増える素敵な小説です!https://www.kadokawa.co.jp/product/322210001442/
表紙本当に二盃口なオシャレ仕様だな〜〜!
また会いましょう。
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