絶対に勝てない競争

俺は、毎日とある奴と競争している。いつもあいつが勝って、俺が負ける。だが、今日こそは勝つ!……よし、あいつがスタート地点まで来た! 走れ!……結局、俺は勝てなかった。悔しがる俺に、あいつは淡々と言い放つ。


「まもなく電車が止まります。危険ですので、黄色い線の内側にお下がり下さい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る