イージーライダー

 日曜の天気の良い午後、多摩川を自転車で走っている時に、ふっと思った。


 どこまでも走り続けたい。


カッコよく走る感じがなんとも素敵な気がした。しかし、物語を書くとしたら、自転車じゃなくて、バイクだろ?自転車じゃあカッコつかない。イージーライダーのように、と言ってもイージーライダーをちゃんと見たことがない。iTunesで、ステッペンウルフのワイルドで行こうを聴いた。なんか、いい感じだ。物語の登場人物には、こんなセリフを言わしたい。


”ただ、俺はどこまで走り続けたいだけだ〟


 そんな、事をしているうちに目的地に着いてしまった。


そこで、僕はいまさらなが気がついた。


いつまでも走り続けただけだった事を。


そろそろ、人生の目的地に着いてもいい気がした。


だってまたそこからまた走れるから。


おしまい^ ^




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