第24話 心理描写のあれこれ②

前回の続きっす(´・ω・`)


例A


彼女はプレゼントを受け取ると驚きの表情を浮かべた後に、満面の笑みを浮べてありがとうと呟いた。その表情はどこか照れくさそうだった。



例B


彼女は一瞬目を大きくした。思いがけないプレゼントに笑顔がこぼれる。それから頬を桃色に染めてうつむき加減でありがとうと呟いた。


二つの違いは何か?


皆様もうお気づきかもしれませんが…


Aは「直接的な心理描写」


Bは「婉曲的な心理描写」


となっております(*´ェ`*)


まぁ、これは「深川的な」と言うのが正しいかもしれんです(;´∀`)


Aは「驚き」「照れくさい」「満面の笑み」などそうとしか取れない心理描写となっております。


それゆえ「直接的な心理描写」



Bは「目を大きくした」「頬を染めて」「うつむき加減で」など、読み手に心理を想像させる描写となっております。


それゆえ「婉曲的な心理描写」



どっちが良いとか、悪いとか、そういうのは今回論じるつもりはありません😆


ただ、このエッセイの題材になっているのは5分で読書のコンテスト…


対象年齢が小学生〜中学生ということを鑑みれば…


直接的な心理描写のほうが良かったんだろうな(TдT)



これはラノベにも言えるかもしれませんね(;´∀`)


読者層が広くて、文学よりもエンタメの色が濃いコンテストなら、わざわざ婉曲的な表情を使うメリットってあんまりないかもしれません(TдT)


わかり易さは正義…(´;ω;`)

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