あれはフィクションだから

さらに玲那れいなは、


「ホント、イジメられっ子が力を得て、『嫌いな奴は殺せばいい! そうするのが正しいんだ!』的に復讐していく話とか多いけど、あれはフィクションだから成立するだけだからね? そういうフィクションを見てスカッとするのは別にいいと私も思うにしても、それが現実にも当てはまるとか考えたらダメだからね? 『嫌いな奴は殺せばいい! そうするのが正しいんだ!』なんてのがホントに現実に当てはめられたら、『空気読めなくてノリが合わせられなくて嫌われてるからイジメられてるタイプ』とか、それこそ殺されちゃうじゃん。自分にだけ都合よく解釈してもらえるわけないじゃん。


それをわきまえなきゃダメでしょ」


と、熱く語ったんだ。


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