本当は必ずしも適切とは

これまでにも何度も言ってきたけど、親だって常に間違わない正しいことしかしないわけじゃないのは僕だって分かってる。僕自身、間違ったり正しくないことをしたりしてたと思う。


沙奈子さなこへの接し方についても、本当は必ずしも適切とは言えなかったものもあったんじゃないかな。事情を知らない人が見たら誤解を生んでも無理のないことをしてたのは自分でも分かる。


だけどあの時にはそうするしかなかったと思ってた。それ以外のやり方を思いつかなかった。


結果的には沙奈子自身がそれをよしとしてくれたけど、もし彼女に『嫌だった』と言われたら受け止めるしかないと思ってる。


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