そんなものを<強さ>だとは思わない

自分も存在そのものを否定されるような厳しい境遇で育った沙奈子さなこには自分自身さえ傷付けられてしまう激しさがあるけど、僕はそんなものを<強さ>だとは思わない。むしろそれは<弱さ>だと思う。


<他責思考>で目の前の現実から逃げ出そうとしたり何もかもを壊してしまおうとする<弱さ>だよ。


状況の変化に適応できず『変わってしまった』ことに責任を押し付けて愚痴ばかりこぼしてる人も弱いだけだと僕は思う。ましてや暴言を吐いたり暴力を振るえることが強さだなんてそれこそ意味が分からない。


野生の生き物だったら状況の変化に適用できないなんて結局は<淘汰される側>だよね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る