それに見合った対価

行政や学校がするべきことを、それに見合った対価も受け取らずにやってるボランティアが、そのサービスを受けられる範囲を勝手に決めるとか何の権限があってそんなことをしようとしてるんだろう。どうして大人がそういう分別をつけられないんだろう。僕にそれが不思議で仕方ないんだ。


沙奈子さなこが小学校の頃には僕にもそれだけの余裕がまったくなかったから、PTAへの参加は免責してもらってた。そして彼女は中学生になってからPTAの活動にも参加するようになった。役員までは無理でも、平の委員ならなんとかこなせるかもと思ったしね。


でもだからって、事情があって『参加は無理』って考えてる人や、どうしても参加したくないって考えてる人にまで強制的に参加してもらおうとは思わなかったよ。


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