本当は怖い

僕は弱いし、決して善人でもない。もちろん聖人なんかじゃない。ダメなところもだらしないところも卑怯なところもある、ただの人間だ。


その現実と向き合うのも、本当は怖い。本音を言わせてもらえば、そういうのを見ないで済めば、考えないで済めば、いいとも思ってる。


だけど『現実を見ない』で生きていける人は実際にはいないと思う。現実を見ないように生きようとすれば、誰かがそのしわ寄せを受けることになるだろうからね。


子供のうちは親がそれを負担してくれても、大人になればそうはいかない。ましてや赤の他人のそんなのを負担するなんて。


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