打算的な理由
『下手に口出ししてへそを曲げられて家のことをしてくれなくなったら困る』
そんな打算的な理由ではあっても、実際にそれまで罵られたり暴力を振るわれてきた
それを歓迎せずにいられないくらいにはね。
『家に帰りたくない』
と泣いたことさえあった彼女が、
「ま、私が用意してあげないとロクなもの食べないからね、あの人らは」
苦笑いを浮かべながらでもそう言えるくらいにはなったんだからね。
それだけでも救われてると言えるのかもしれない。
悲しいけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます