だからこそ僕の下にいる時には

そうやって丁寧に頭も体も洗ってそっとシャワーで流して、その間もずっと、


「は~い、よしよしよし、しゃわわわわ~♡」


穏やかな感じで声を掛け続ける。触れる時も決して雑にしない。生まれて間もないこの子の肌はとても繊細で傷付きやすいはずだからね。そんな彼女が、目もよく見えてない状態でされるがままになってるというのがどれほど不安なことなのか、僕は想像しないといけない。その彼女が怖くないように、安心できるように、


『ここは怖いところだ!』


って思ってしまわないように、気遣う。


親である僕がどれほど気遣っても、きっと怖い思いをすることもあると思う。だからこそ僕の下にいる時には安心してほしいんだよ。


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