絵里奈がおっぱいをあげた後、僕が玲緒奈を預かって背中をトントンして、

「けぷっ……」

とゲップをさせる。だけどその時、玲緒奈がちょっと母乳を吐き戻した。

「あ……！」

沙奈子が声を上げるけど、僕は慌てない。こういうことがあるのは分かっているからね。

それに、そのために肩口にタオルを当てておいたんだ。量も少なかったからタオルだけで十分に吸収できてた。もしそうじゃなくても、服を着替えれば済むことだ。こういうことがあると分かった上で服も選んでいる。

汚れたタオルは玲那が受け取って洗濯物として持って行ってくれる。

絵里奈には、出産のダメージを早く抜いてもらうために休んでもらっていた。

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