なぜだろう
一緒に帰ってみてわかったこと。
それはビックリなことだった!
白雪さんは、なぜか何もないところでもよ
くつまづくのである。
なのでオレは話しながらも白雪さんがいつ
転んでもいいように心がスタンばっている。
で、やっぱりつまづく。
「大丈夫?」
とすかさずイケボで声を掛ける。
で、肩と腰のあたりを優しく押さえて転ぶ
のをガード。
しかもイケメンゲームで学んだことを実践。
前髪をたらしながら白雪さんの顔を覗き込
む。
で、それからの白雪さんの大丈夫を聞いて
からのゆるキャラニッコリ。
ただ、ゆるキャラは…やり過ぎるときもキ
ャラになりかねない。
かわいい猫がいきなり強烈な猫パンチして
きたら、みんな引くだろう?
だから、オレも加減しながら猫パンチを白
雪さんの心にくらわせないように気をつけ
て行動している。
ただ、転ばないためにボディタッチとかし
て支えてるけどいいのかな…?
白雪さんよくつまづくからなー。
オレ的には、嬉しいけどさー…。
そのうち毎回触ってくんな‼︎って怒られた
りしないかな?
…
にしても、毎回支える時思う事がある。
とにかくほっそいなーと。
骨折れそうだよ?
と。
あー…、オレ変態か⁉︎
抱きしめたりからだ支えながらスキンシッ
プとかしちゃって…。
と、たまに考えるんだけどなぜか白雪さん
の方から結構グイグイくるような気がする
んだよなー…。
この前もバイトで褒められたの!とオレの
バイト先に報告にきてくれたり…。
さらにそのあと、ビックリ発言してきたし。
どんなって?
それがさ、まさかの…
「喜びのハグ、後でして欲しい‼︎」ってさ。
今は、バイト中だから後でお願いできる?
と…。
あー、ゆるキャラ最高ーっすー‼︎
ありがとう!
オレの脂肪。
少し減ってきたけど、まだまだ残っている
脂肪にお礼を述べた。
そしてバイトが終わり白雪さんもバイトが
終わった。
ゴクリ。
…
「よし!おめでとうのハグだ」
オレは両手を広げた。
すると白雪さんが
「ありがとう!」
とオレの胸に飛び込んできた。
あ〜。
これはオレもかなり癒しっす〜。
てか、白雪さんって美女なんだから彼氏と
ハグした方がいいんじゃないのかな?
なぜ、彼氏作らないでオレ?
ゆるキャラ扱いとはいえ、実際ただの妄想
変態白豚なのに…。
オレは、まだ気づいていなかった。
まさか…まさか…
だったことに。
しかし、それに気づくのはかなり後の事な
のであった。
続く。
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