第8話 からあげ

仕事終わり、私はおかんが運転する軽トラに乗り込む


いじっていたスマホをバッグに片付け

ハンドルを握ったおかんが唐突に


「お母さんは無性に唐揚げが食べたい。」と言い出した


…いや、なんの宣言!?


「スーパーのちょっとべちゃってした唐揚げが食べたい!

もうないかな〜?あると思う!?」


「ないと思う…w」


「ダメもとで行こうかなー。でも靴下履いてないから、ちょっと恥ずかしいのよね〜」


「大丈夫、誰も見てないw」


結局、唐揚げを求めておかんは軽トラを走らせる


お目当ての唐揚げには出会えなかったおかん


残念っ!


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