プールの後

第44話

「さてとー!雷くん、お風呂にしよーね?」


「えー今着てよー」


「濡れてるの着たら寒いでしょ?風邪引いちゃう」


「わかったお風呂入る」


てなわけで、お風呂にて着替えます。もちろん、お湯に浸けたのじゃないと寒いし。湯船につかりつつ着替えます。


「うわ、お風呂が塩素の匂いになりそう」


「なに?」


「プールの匂いのこと」


「俺その匂い好き!」


「そう?」


お風呂で真っ白のビキニ。胸元はリボンがついてる。


「ゆきのちゃんかわいい。なんかさー、水着ってあんまり着てないみたいだね。下着みたい」


「そうかも?」


「えい!」


「もー雷くんったら~」


胸をつつかれちゃった。別に痛くないよ?


「ここかなー?」


つままれてしまった。きゃー雷くんエスパー


「きゃ〜」


「布が薄いね?めくったらすぐ見えるよ?ほーらね?」


「ほんとだね」


さっき着たのにめくっちゃう雷くん。かわいー。戻したけど。


「危ないしめくれないやつ着てよ!あ、紗絵ちゃんの着てたのみたいなのは?」


繋がってるやつ?


「それはサイズがないの」


「そーなの?じゃー洋服着て」


「うん、また連れてってくれる?」


「うん…いーにおい」


ひしっとくっつく雷くんはかわいい!私がいい匂いになってるってことよね〜やったー


「雷くんは水着着てくれないの?」


「俺はプールでしか着ないの!あ、ちょっとお」


股をまさぐる私、変態だわー


「かわい!」


「うー先人に小さいって言われたよ。だって先人のはふつーにでかいんだもん!ずりぃ!」


確かに通常そうでしたけども…でーもー


「大丈夫!すーぐでかくしてあげる。任せて?」


「う!」


「雷くん好き!ここ?ねぇ」


「あっ、や!」


雷くんが逃げようとするのを捕まえる。私はやりたい放題。でも、お風呂は暑いから上がる。雷くんが倒れたら大変だもーん。お布団が1番よね?


「うふふ!」


体拭いてそのまま押し倒しちゃう!


「ゆきのちゃん疲れないの?プール泳いだよね?」


「休憩してたよ?あ、そうそう!雷くん、泳ぎすごいねぇ」


「そうかな?」


「うん、ずっと見てたよー?すっごいかっこよくて、ぞくぞくした」


「え?どゆこと?」


「むきむきな体にドキドキしたの。早く、私のとこに来て欲しいってね!」


「えーそーなの?」


「筋肉きれい。私以外に見せちゃうのなんか嫌だなー?」


「あっ」


「ふふふ。あーもう、最高!デートっていいねえー!やーんもーう、その顔大好き!」


「雪乃ちゃん、元気…」


雷くんは私に散々やられて疲れて寝ちゃいました。かわいい!

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