22.

71.

この辺のことは、またいずれ語ることもあるかもしれないが、とりあえず今の俺はこっちのことに必死だ!!

というより……何よりも恐ろしいのは……この女、 めちゃくちゃ可愛い上に乳房が大きいのである!!

しかもこの女は、スタイルも良くて俺が理想とする身体つきをしていたのだ。

正直……興奮を抑えきれない状態に陥ってしまいそうになったが、俺はどうにか冷静にならねばと自分に言い聞かせて、この状況に抗うことを試みる。

しかしながら俺のそんな意思など関係なくどんどん俺に甘えてきやがるのである。

そして結局我慢の限界を超えた俺は、 目の前の女を……抱きしめて……そのままベッドに押し倒していった。

俺ももう……自分の欲望を抑えることができずにいた。

そしてとうとう一線を超えてしまうと……その後はもう何も考えることはできなかったのである。

「もう朝ですか……」

と俺の隣から声がする。

目を覚ますと隣に美少女の姿が

あることに気付いた。

どうやら昨日の出来事を

はっきりと覚えている。

そう、俺達は一夜を

共にしたというわけだ。

「おはよう!!」

元気の良い声に驚いて起き上がると、 目の前に女神が微笑みながら立っている姿が目に入ってきたのだった。

俺は……何だか複雑な気持ちになり、

「夢ならいいな……と一瞬思ったりしたが……やっぱりそうだったみたいだな……」

そうつぶやくと彼女も同意するかのように笑顔を見せてくれる。

そしてお互いに服を着直すと改めて話をすることにした。

そして俺の方から質問をぶつける。

すると女神は自分の名を名乗った上で答えてくれたのである。

やはり彼女は……俺がよく知る

幼女神なのだった。

そして何故俺の前に姿を現したのかという理由についてはこう言われたのだった。

どうもあの時に転生させる際に行ったサービスが良かったために気に入ったのだという。

俺はどうにも信じられなかったが事実であると言わざるを得なかったため仕方なく納得する他無かったわけだな。

「それでお前は一体これからどうするつもりなの? 俺はどうすれば良いんだ? 何か教えて欲しいことがあれば何でも言ってくれないかな? 俺は君のためになりたいと思っているんだよ」

すると彼女はしばらく沈黙した後で、意を決した様子を見せた後に衝撃の一言を発したのであった。

それは俺にとっては驚愕に値する内容であり、まさか……こんなに若い女の子が俺なんかに求婚してくるだなんて

思わなかったからだ。

正直俺のような青年がこんな若くて綺麗な子に好意を持たれた経験など

今まで皆無に等しい。

俺のことが好きなんだとか言われてもなぁ……と思いながらも、

「悪いがお前の気持ちを受け入れることはできない。だがどうしても 俺に振り向いてほしいっていうのであれば、努力してくれ……」

そう告げると彼女は涙を流し、俺の方に顔を近づけてきたのである。

一体何をしたいのだろうと思って見守っていたが、俺の口にいきなり舌を入れてきた。

突然の行動だったからびっくりしすぎて対応することができなかった。

そして……。

「私……本気なんですよ?」

と言って俺の方にすりよって来たのである。

そして、

「お前のことは必ず守ってやる。だから今は……俺のところに来ないか?」

そう伝えると彼女 は小さく首を縦に振ってくれたのである。

そういえば名前を聞いていなかったのを思い出すと聞いてみるとストリアと名乗ると、

「俺のことも知っているんじゃ無いか?」

と聞くとスト……あっ、なるほど。

そういうことかとようやく理解できた。

ストリアという名前の人を知らない人は多分いないだろう。

そう彼女こそ剣聖の称号を持つ少女なのだ。

そして……この世界で最強と言われている人物だったのである。

72.

「そろそろいいだろ、もう離せよ。恥ずかしいしそれに痛いから早く退いてくれよ」

俺は腕の中で暴れ出す彼女に言うのだが全く退く気配がないから諦めることにした。

もう完全に力尽きてぐったりとして

しまっている。

もう抵抗しても無駄だということがわかりおとなしく受け入れることにするしかなくなったからだが、しかし俺にはまだ心配事が残っているのだ!

それが彼女の乳房の大きさで

これが実にすごいのだ。

これだけ大きいとなると、恐らく相当に重いのではないかと想像ができるのだ、

ということはだ!

仮に彼女が立ち上がってしまった場合に支えることができるかわからないんだよな、もしも立ち上がった状態でこの巨大な物が当ってしまったりした場合にどういうことになるんだろうか?

「ユウトは乳房に興味があるのかい」

と言い出してそれから先は、とんでもないことになっていただろう。

でも今の状態であっても結構危ないのではと考えさせられるのだ。

そして俺は彼女に乳房の感想を伝えてあげることにすると 、

「嬉しい。ありがとう」

と言ってくれたのだった。

ちなみにその柔らかさを堪能させてもらったのだけれど、俺の顔にずっと張り付いて離れようとしないのである。

だから仕方なしに顔全体で味わわせてもらうことにしたのである。

そして俺が息ができないというと慌てて飛び退いたのだった。

その様子を見ていて俺は思わず

笑ってしまう。

「おい……冗談だよ」

と俺が笑いながらそう答えると彼女もつられて一緒に笑うようになっていた。

「まあ、そのくらいの方が安心できるかもな」

と言ったところで彼女はある提案を

出してきたのだ。

「私が君の家に住むことになったとしても、家事については、私は全くといって役に立てないと思うから…… その代わりにお金を稼ぐ方法をいくつか考えてみたんだよ。例えば冒険者になるとか、ギルドの受付嬢になってみるだとか…… 他にも色々と考えてはあるんだけどさ、その辺りについて少し相談に乗らないかなって……ダメかしら」

ということで早速俺はその内容を聞かしてもらうことにして耳を傾けているうちにだんだんと興味を持ち始めていたりする。

それはというものだ。

まず俺が選んだ仕事としては、鍛冶屋をやってみようかと考えているのである。

「鍛冶師なんていうと大体、男の職業のイメージが強いだけれども 君は女性だから大丈夫なのか」

と言われれば実はそうなのだが、 実際に俺も男だと思っていた頃に親父が言っていた言葉を思い出していた。

俺には昔から才能があったんだろうなと言われたことがあるのは今でも

忘れられないことである。

だからこの世界でもやっていけるという確信もあったりはしているのだ。

そして俺も彼女と同じ様に色々な案を出しては話し合って決めていくことを繰り返していく内に次第に盛り上がっている最中である。

そして話し合いを終えると最後に、俺にお礼の言葉を言うと同時に俺の唇を奪うとすぐに部屋から出て行ってしまうのだった。

73.

「俺の側にいろ」

と伝えたが返事はない。

俺は追いかけて捕まえたと思ったが、

彼女は消えてしまっていた。

そして俺が探し回るが一向に見つからないでいた時のことである。

急に背後に誰かの気配を感じたのだ。

そこには確かに人がいたという痕跡はあるものの誰一人として残っておらず 不思議に

思っていた。

そのあと俺は宿屋に戻ることにしたのだったがその途中で俺はふとある疑問を

抱いていたのだ。

それは、

「そう言えば……あいつの乳房はどうしてあんなに柔らかい感触なんだ?

あれは普通ではないような気がする……」

と、そんなことを考えつつ宿に戻るとそこで俺の意識は途絶えた。

目を覚ますとなぜかそこは俺の部屋で、

俺の頭の中に声が響き渡ってきたのだ。

「やっと気付いたのね! まったくあんまり寝過ぎているのも良くないですよ」

「俺は確か……」

そうだ思い出した。

どうも先程までの光景が夢だったことを理解した俺は 、思わずホッとしていたのだった。

すると、また頭に響く声があり、どうもこれは直接俺の心に訴えかけているように感じられるのだ。

(あの子……凄く可愛かったでしょう。私のことを見ても驚かずにしっかりと向き合おうとする姿を見ると嬉しくなっていたの。私はあなたが思う以上にあなたの事が大好きだったから……)

その声は紛れもなく夢に出てくる女神のものと同一であった。

なので俺は驚いたのだ、何せ、女神が目の前にいるのだから……しかも彼女は下着姿だった。

つまり俺は……彼女と夜を過ごしたということになる。

(ごめんなさい!)

「気にしてねぇよ」

と言うものの、その言葉を素直に受け取れないのでとりあえず、俺は服を手渡すとそれを身に付けるように命じたのである。

彼女は着替えるのが遅いようで俺の方はその間にベッドから降りると、ベッドに腰掛けた状態になると、俺に対して彼女が何か言い出していたようである。

俺が、どうも俺が眠っている間に、何かの魔法を使って心を覗いていたらしくそのことを謝罪してきたのである。

そして彼女が何か言い始めたが、よく聞こえなかったためもう一度尋ねてみると俺に好意を持っていることを告白していたらしい。

俺はそのことについてはあまり驚きはしなかった、むしろ心の中では予想していたことだったので、特に問題は無い。

そして、

「それで、お前は俺の奴隷になるのかならないのかどっちだ?」

俺は正直言って迷っている。

このまま奴隷にしちまった方が得策だと思うんだよね。

この彼女が、俺の物になったのならば俺がこの世界の神になろうが何をしようが好き勝手することができるわけだ。

俺の好きなように世界を弄る事ができる。

ただこの考えは正直間違っているかもしれないとは思っているのだ。

「俺は……神様になりたいわけじゃ無いんだがな……どうするか……」

俺は正直悩んでいるところだ。

そもそも俺のスキルの中にはそういった能力もあるし、何よりもステータス画面というものが存在しているわけだしこれを利用して俺が本当に欲しい物を検索すればそれで全て解決してしまう。

俺は別にそこまで強くなくても生きられるだけの力があれば十分であるからだ。

それにだ……俺の力のことは女神である彼女にバレてしまった。

俺の本来の力を……だ、隠すべきだったかなとも思っていたりするが、 俺の事を好きだって言った以上、隠し通すことは難しいだろうと踏んでいたからな。

それに女神が目の前にいたわけだし……つい油断した。

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