第7話 超貧乏。

あー。お金がない。

だってアルバイトを辞めたから収入がない。

パン屋さんで、レシートを一定額ぶんのが溜まったら、

何百円かぶんとして使える。

それを、何年かぶんのレシートを取っていた。

それが救い。

そうやって何百円かぶんのパンを買えた。

ありがたいこと。

そんな貧乏もした。

一人勝手な、一人暮らし。

させてもらえた切っ掛けなど、とうに使い果たしてしまった。

学業には専念できなかった。

そこに心は至らなかった。

心の発達。

お勉強が根づくにも心が発達してないと、だ。

発話。

もしくは心を自分で心として知ってるか否か。

感情。

云々。


   *   *   *


話すことは今でも至らず。

そこからの発展は見られていない。

お金を、戴くことができるに足る、諸々の発話のスキル。

ただ自分として、いる。

だけでは、充分な収入を得られないし、

気持ちの齟齬。

将来という一般的な、不安。

そこからはまだ実力として抜け出せておらぬ。


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