用語解説

 1、吸血鬼


 吸血鬼:高濃度のエーテルにさらされたことにより変質した人間。驚異的な身体能力と頭脳を持っている。一般的に広まっている吸血鬼とは別の存在(前者は人間だが後者はルーマニアのヴラド三世の伝承をもとに人々の間で作り上げられた悪魔や悪霊の類。なお、この世界のヴラド三世は前者の吸血鬼である)

 血を吸わなくても生きていけるが人間の血を吸うことで即座にエーテルを補給することができる。ただし、何度も血を吸い続けると「求血症」を発症し最終的には血を吸わないと生きていけない体になる。

 体に流れるエーテルが無くならない限り不老不死であるが、エーテルを打ち消す力を持つものを体内に入れられると死亡する。


 妖血術:吸血鬼のみが使える異能力。基本的に一人の吸血鬼に一つ妖血術を持っている。


 半吸血鬼ダンピール:吸血鬼と人間のハーフ。吸血鬼ほどではないが高度な身体能力と頭脳を持っている。通常の人間よりも治癒力は高く老化速度も遅いが不老不死ではない。


 求血症:吸血鬼が人間の血を吸い続けることによって発症する依存症。重症化すると激しい吸血衝動の他に狂乱状態に陥ってしまう。


2、世界・組織


凶界:この世界の裏側にあるもう一つの世界。現実世界とは比べ物にならないほどの高濃度エーテルに満ち溢れている。そのためエーテルへの耐性がない人間がこの世界に入ると死亡または異形化(凶人マガビト)となる。主に吸血鬼とドラゴンが繁栄している。


ウロボロス・グループ:軍事産業を柱にありとあらゆる分野でトップシェアを独占し世界を牛耳る大企業。その裏では凶界に満ち溢れているエーテルや吸血鬼を使って二つの世界を支配しようと目論んでいる。世界各地に研究所を建設し秘密裏に凶界と吸血鬼についての研究を日夜行っている。


レジスタンス:ウロボロスの野望を阻止するために結成された組織。吸血鬼の他に魔術師から異能力者などあらゆる人間が参加している。ウロボロスの台頭を阻止しようとしている米・英・仏の三国から秘密裏に援助を受けている。

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