HELLO; WE PROVE PART 4
横谷昌資
Break Your Routine
彼こそが変わらなければならない
あなたの在り方は彼が規定しているから
でもそれじゃあなたは何もしなくていいの
俺はそうは思わない
俺は俺で変わらなければならないはずだ
自分のルーチンを壊すことを怖れないで
世界を変えたいのなら
たとえ損をしてでも得なければならないものがあるはずだ
もしも世界を変えたいのなら
選ぶ方と選ばれる方、どっちが幸せだと思う?
自分の力で生きるのと他人の力で生かせられるのと、
どっちが幸せだと思う?
「物分かりが良く」て「空気が読め」る「賢」い人
とっても素敵だけどそれはもういい
まずはそこから改めなきゃ
じゃなきゃ、次の一歩へは進めない
面倒臭い、と思ってるんだろう
格好悪い、と思ってるんだろう
だからあらゆる差別はなくならない
みんな差別は自分次第と信じてるから
どうだろう
車椅子利用者はどこに旅行に行くにしても
いちいち「車椅子なんですが」と連絡しなきゃいけないのか
彼女が飛行機に乗れるかどうかは“サービス”ではない
業務に支障が出るならシステムそのものに問題があるんだ
だって誰もが飛行機に乗るって前提を守ってないんだもの
だから気づくんだ
“フェアじゃない”
差別をした方が得なこともある
合理的なこともある
いくら個人が頑張ったところで
社会の側が変わらない限り意味がない
嫌いだから差別するとは限らない
損をするより得をするからってこともある
差別は悪だとしっかり考えていたとしても
損をするぐらいならと
“優しくしましょう”“悪口を言わないように”
それはそれでごもっともなんだけどそうじゃない
差別は社会に構造として組み込まれている
差別は個人の問題じゃない
彼こそが変わらなければならない
あなたの在り方は彼が規定しているから
でもそれじゃあなたは何もしなくていいの
俺はそうは思わない
俺は俺で変わらなければならないはずだ
自分のルーチンを壊すことを怖れないで
世界を変えたいのなら
たとえ損をしてでも得なければならないものがあるはずだ
もしも世界を変えたいのなら
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