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  • 今回のエピソードのなんと瑞々しいことか。
    回想という語られ方の中で、きっとこの淡い物語は淡い色のままでいるのだろうな、と想像はしていたけれども、それでもその淡い色が美しくて。陳腐で俗物的な比喩になってしまうけれども、桜そのものではなく、その周囲、背景を描くことで桜の姿を浮き立たさせる水彩画を遠くから眺めているようでした。

    役割と姿を変えた自転車を押した轍にあの日の誇り

    作者からの返信

     こんにちは。
     いつもお目を通していただき感謝しております。
     コメントまでいただき嬉しいです。ありがとうございます。
     
     春、花の下。靄の向こうに浮かんだ幼い記憶。
     記憶の中の少女は、不器用で、でもひたむきでした。

     数年後に振り返った時、ひたむきに生きていたと胸を張れるような今の自分でありたいと思いながら書いていました。その時、今この目に映る景色もまた美しいものとして描くことができるように、懸命に今を過ごしたいと思うことでした。