紫煙想

雑音と書類

騒音と車内

乱雑な外側

空虚な内側


紫煙を燻らせ

吸口を噛潰して

虚ろな視線で

有害物質を吐く


空間に煙が溶け

不要な匂いが遺る

快感を欲した

代償の不快感


要らない

要らないんだ

お前なんか

もう要らない


現れるな

私の視界に

また繰返し

私が失敗作


もういいよ

独りにしてよ

私は強い

大丈夫だから


「最初から無かった」

「全部消えてよ」

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