草叢小説集
壬生 葵
事故(ホラー・意味が分かると怖い話)
社用車で事故をした。幸いにもボディーに薄い擦り傷程度で済んだが上司への報告は憂鬱だ。傷を撫でつつ「これが私がここにいた証になるのですね」と自嘲すると、彼は何故かどうじょうして「早まってはいけない」と処分を見送ってくれた。感謝してもしきれない。
121字 2022/9/14投稿
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