冬の昼下がり 17歳の失意

第14話 真昼なのに暗い部屋


真昼なのに暗い部屋 


壊れた時計が片隅で孤独な少女は窓を見る 


写真を切り裂く寒い冬 


失われた思い出が光っている




黒い髪の毛が床の下 


元の頃には戻れない 


響く、響く、罵詈雑言 


かつての家族はどこに逝った 


人生のレールが崩れます 


誰も向かず、知らん振り 


17歳のときに書いた詩です。

本来ならば、高校二年生だった冬、ずっと閉鎖空間の病棟と家の往復ばかりだった。

追い詰められた少女の詩。


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