第6話

私には『推し』がいる。


画面の向こう側で、


そう、


アッチの世界で活躍している。


でも、


『推し』の活躍で、


どんどん、どんどん、


主人公てき』が強くなっていくのが悔しい。


『推し』がいくら活躍しても


公式本当の世界』で


一番になることはない。


だから私たちは、


二次創作あったかもしれない世界』が見えてしまうし、


欲してしまう。


どんな結果でも。

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