第57話 「カクヨムコン8ブートキャンプ」について考える。
◆2022.12.26朝時点のレポート:
https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330651136549187
◆◆◆
◆「カクヨムコン8」時空研日報――2022.12.26
【時空研応募作品ランキング】
https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330651135611108
◆◆◆
◆「カクヨムコン8ブートキャンプ」ご本家のページはこちら↓。
https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_bootcamp
「カクヨムコン8」を盛り上げようと運営が仕掛けたキャンペーンというわけですな。
それは当然そうなのですが、「なぜこの時期に」「この内容」なのかということを少し考えてみた。
◆「入隊賞」:
・口コミによる宣伝――ハッシュタグ付きでツイートしろって言ってるわけで、これは露出を増やして拡散しようという意図がストレート。投稿サイトのキャンペーンでよくある奴ですな。
・ツイートするだけで良いので、誰でも応募できる。間口が広がり、参加意識も高まると。いかにも誰かが会議で提案しそうな手段である。
◆「読者賞」:
・創作&読書期間中に応募作品を1日1作以上フォロー――こっちはちょっと手間がかかってハードルが上がる。「読む」という積極的な関与が必要ですからな。
・間口拡大と参加意識強化という意図は、こちらの賞にも表れている。
これらの賞を眺めてみると、「この期間」に読者離れが起きるのだろうと推測される。年末年始で移動や行楽(?)が多くなるし、特別番組やら大作映画やらがバンバン流れるし。Web小説以外への誘引要素が激増するわけだ。
そりゃ必死につなぎとめようとしますわね。
◆「作者賞」:
・創作&読書期間中に応募作品の新エピソードを1日1件以上公開――ここに至って難易度が超ハードに。毎日更新って大変なわけですよ。しかも先程述べたように年末年始の誘惑が多い時期に。一体何人の作者様がこれを実行できるのか?
・運営側としては更新がピタッと止まっては困るわけですな。コンテストの勢いが止まるし、一旦筆が止まると続きが書けなくなるという現象も発生する。
・更新が無ければ読者が離れる。
・PVが上がらなければ、更新のモチベーションが落ちる。更新止まる。
もう、マイナスサイクルは簡単に回るわけで。
「どうしたら良いと思う? 意見を出したまえ!」という会議が行われたのではないかと、妄想する次第である。
◆「新入隊員賞」:
・創作&読書期間中に新しい作品を投稿し、『第8回カクヨムWeb小説コンテスト』または『カクヨムWeb小説短編賞2022』に応募――ここだけミッションのテイストが違くない?
・8千を超える応募を集めているのに、まだ新作が欲しいってどういうことでしょう?
・たぶん「息切れ」を心配しているんでしょうな。イケイケで12/1に応募したもののネタ切れ、熱意切れ、構想倒れで書き続けられなくなる率というものがありましょう。過去のデータを見れば編集部として「歩留まり」が読めてしまう。
・想像するに、プロ作家、トップランカー、常連組がほとんどを占めるというラインナップに収束してしまうのではないか?
・それでは新作、新作家を発掘しようという目的が達成できない!
・「どうしたら良いと思う? 意見を出したまえ!」という会議が行われたのではないか?
よってもって「この期間」に「新作」を募集するわけである。
でも、短編は良いとして長編を持って来るのは大変よ。10万字を超える長さを予定しなければいけない訳ですから。
年末から1月31日応募期間終了までに10万字を書ききるためには(書き溜めたストックがない限り)1日3千字くらいのペースで「毎日書き続けなければならない」。
ここで「作者賞」のハードさを上回るミッションが発生するわけですよ。年末年始の10日間
う~ん、ハードボイルド。
たまたま年末年始に応募開始を予定していた人以外は、ちょっと無理があるミッションじゃなかろうか? そもそもカクヨムコンに出ようって思ってた人は年末までにスタートしてるでしょう?
そうなると、「新入隊員賞」(そんなお気軽なミッションじゃなくて、「特攻隊員賞」くらいハードだけど)の中心は「短編部門」になるでしょう。仕方ないよね?
「短編だけでは盛り上がらんだろう! 長編の新規作品を集める方法はないのかね? 誰か意見のある者はおらんか!」という会議が、今も行われているのじゃないかと妄想は暴走するのであった。
※運営さん(の偉い人)、長編を集めたかったらドカンとインセンティブをつけるしかありませんぜ。(=賞金です。現ナマ)
さすれば「なろう」の方から既存作品をどーんとぶち込んでくれる猛者が大挙してくれることでしょう。
でも、それをやったらすでに応募中の作者さんたちが暴動をおこしそう……。
やれやれだぜ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます