第468話 予想通りでした
「本当にいろいろなスポーツがあるなぁ」
聞いたこともないスポーツばかりだがな。
「やってみたいでごぜぇわす!」
「みたいでござぃやす!」
「なら、明日はここをひと回りしてみるか」
「面白そうだし良いわよニャ」
「私も構わないわよッスわ」
他のみんなも良いそうだ。
「では、決定だな」
「おや? これは?」
「どうしたんだ、コロモ?」
「私の『製作の妖精を出す能力』が強化されたようです」
「どう強化されたんだ?」
「妖精の数が増えたようです。出してみますね」
製作の妖精が大量に出て来た。
姿は他のと変わってないな。
身長二〇センチくらいの人型。
筋骨隆々の男性のような体型。
茶色い全身タイツに目出し帽、赤いモヒカンのカツラを身に着けている。
背中に虫のような白い半透明の
空を飛んでいる。
このような姿のかわいくない妖精だ。
「これは何体いるんだ?」
「九〇体ですね」
「ということは、合計百体出せるようになったのか?」
「はい、その通りです」
それはちょっと多すぎだろ……
「お初にお目にかかります、社長、係長! 精一杯がんばりますので、よろしくお願いします!」
「「「よろしくお願いします!」」」
新しく出て来た製作の妖精たちが、そう言った。
最初に出て来たヤツらよりも、やる気があるな。
「係長、何か仕事はありますか?」
「今はありませんよ」
「そうですか。では、仕事を取って来ます!!」
製作の妖精たちが部屋を出て行った。
ええ……
あいつら、コロモみたいな性格してるかよ。
帰って来たら、待機を命じないとな。
「真面目で素晴らしい妖精たちですね」
「あれは性格まで強化されたということなのかな?」
「そうだと思います」
「もしかして、最初の製作の妖精たちも性格が変わったのかな?」
「どうでしょう? 確認してみます」
製作の妖精たちが出て来た。
「係長、仕事ですか~?」
「いえ、今は仕事はありませんよ」
「なら、ゆっくりしてても良いですよね~」
「あ~、ダルい~」
「なんか眠いわ~。寝よ~」
「こいつらの性格は変わってないみたいだな」
「そのようですね! ただちに、修正しなくては!」
「いや、そこまでしなくていいって!」
「これは? どうやらワタシまで強化されたようですね」
「何が強化されたんだ、セレンさん?」
「洗浄の妖精を出せる人数が増えたようです。合計二〇人出せるようですね」
洗浄の妖精が一〇人増えたのか。
「さっそく出してみようでげすぜ!」
「そして、皆さんで生殖活動をしましょうでございます!」
「そんなことはさせません! 洗浄します!!」
「服や体がまったく傷付かないハサミを持った生物、激痛足ツボマッサージも付けるでござんす!!」
風呂場に連れて行かれて、おしおきされた。
「むむっ、これはですだぜ!?」
「どうしたんだ、
「また我が強化されたようですだぜ!」
「どう強化されたんだ?」
「また少し長く太くなった気がするですだぜ!」
「またかよ!?」
「親父、どうやら俺もちょっと大きくなったみたいだぜだぜ!」
「お父様、私ものようですです」
「
「さすがはハーレム王でげすぜ」
「さあ、ヒモノさん、成長した姿を雌たちに見せましょうでございます! そして、生殖活動をしましょうでございます!!」
「するわけないだろ!?」
「また洗浄しなければいけないようですね!!」
「服や体がまったく傷付かないタライ、臭い汁の塊、超激しい腰痛、すねにぶつかるスネークもくらってもらうでござんす!!」
「やめてくれよ!?」
「問答無用でござんす!」
また風呂場に連れて行かれて、おしおきされた。
「むむっ、ヒモノさんの特殊能力が強化された気がしますでございます!」
「予想通りでしたね。洗浄します」
「やめてくれよ、セレンさん!?」
「問答無用です!!」
またまた風呂場に連れて行かれて、洗浄された。
「それで、何が強化されたんだ?」
「『女性をなでるのがとてつもなくうまくなる能力・E』が『女性をなでるのがとてつもなくうまくなる能力・E・C』になったとげぇ」
「さらに強力になったということか?」
「その通りだとげぇ」
「そうなのか。ところで『C』って、なんなんだ?」
「そこは不明だとげぇ」
「そうか」
いったいなんなのだろうか?
まあ、いいか。
「さらに『抱き心地が良くなる能力・エクセレント』と『抱き着かれると良い香りを発する能力・フレグランス』も強化され『抱き心地が良くなる能力・エクセレント・スペシャル』と『抱き着かれると良い香りを発する能力・フレグランス・スペシャル』になったとげぇ」
「それらも、さらに強力になったのか?」
「そうだとげぇ」
「そうなのか」
「さすがはハーレム王だなでロロ~!」
「これもメモしないとねでアメ~!」
しなくていいんだけどなぁ……
「不潔な能力が三つも強化されましたか。あきれますね」
「そう言われてもなぁ……」
「これは、もう一回洗浄するしかありませんね」
「ええっ!?」
またまたまた風呂場に連れて行かれて、洗浄された。
理不尽すぎだろ……
ああ、ひどい目に遭ってばかりだなぁ……
「社長、製作の妖精たちが宝箱を持って帰ってきましたよ」
「えっ!? 安全なものなのか!?」
「わたくしの電球が、
「なら、開けてみようか」
何が入っているのだろうか?
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