第163話 豆腐とうどんっぽいヤツらの生態

 MPさえあれば、俺も魔法使いになれるのか!


 素晴らしいな!


 では、明日からオォ・チィ・ヤヅッケーの材料を集めないとな!


「あれ? そういえば、オォ・チィ・ヤヅッケーの材料はどこにあるんだっけ?」


「それなら食料品店に売っていると本に書いてあったわよッピ」


 えええええっ!?

 売ってるのかよっ!?


「そうだったのか。なら、金がたまり次第、買いに行くか」


「ええ、そうしましょうッピ」


 がんばって稼がないとな。



「美味しいミョガガベの倒し方は分かったのキュ?」


「カードニ・ブーツカァルトシ・ヌトーフーと、ウードォンデ・クゥビィツーレの情報か。誰か見つけたか?」


「社長、私はカードニ・ブーツカァルトシ・ヌトーフーの本を読みましたよ。そして、内容をメモしておきました」


「そうなのか。なんて書いてあったんだ?」


「生息地は、クヴォヴィウイの町の西の方にある『キィガーナ・イーヨ』という森らしいです」


 木がないよ!?


 それでは森にならないだろ!?


 妙な名前だな!?


「昼行性で、普段は縄張り内を動き回りながら、小動物や昆虫を捕食しているそうです」


 あの豆腐みたいなのが捕食?

 どうやって食べているのだろう?


 まあ、そんなのどうでもいいか。


「縄張りの広さは半径二百メートルくらいらしいです。そして、その中に入ると襲われるそうです」


 そんなに広くはないのかな?


「基本的に単体で行動しているようですが、たまに他の個体とともにいることもあるそうです」


「そうなのか」


「普段はあまり上空を飛んだりせず、地面に接しそうなくらい低い位置を飛んで移動しているそうです」


 へぇ、そうやって餌を探しているのかな?


「木に体をこすり付ける習性があるそうです」


 自身の臭いを付けているのか?

 マーキングというヤツなのかな?


「弱点は体の中央だそうです。なんでもそこに脳のようなものがあるらしいです」


「おおっ、弱点が分かっているのか! そいつはありがたいな!」


 記録を残してくれた先人に感謝だな!


「角にぶつかると、盾や鎧で防いでいても即死してしまうそうです。魔法や特殊能力で防いでもダメで、即死してしまうそうです」


「マモリさんのモザイクでも防げないということか?」


「そのようですね」


「避けるか、攻撃される前に倒すしかないのか。恐ろしいな」


「報告は以上です、社長」


「分かったよ。ありがとう、コロモ」


 生態が結構解明されているんだな。


 それだけ悩まされたのかな?



「では、ウードォンデ・クゥビィツーレの本を見つけた者はいるのか?」


「それは私様が見つけたでござんす」


「そうなのか。何が書いてあったんだ?」


「こいつも生息地は、キィガーナ・イーヨでござんす」


「同じ場所にいるのか……」


「昼行性で、普段は縄張り内を移動しながら、小動物、昆虫、雑草、木の実を食べているらしいでござんす」


 へぇ、こいつは雑食なのか。


 あのデカいうどんみたいな体で、どうやって食べているのだろう?


 まあ、どうでもいいか。


「縄張りの広さは半径二百メートルくらいらしいでござんす。そして、その中に入ると襲ってくるでござんす」


 カードニ・ブーツカァルトシ・ヌトーフーと、同じくらいの大きさなのか。


「基本的に単体行動で、たまに他の個体と一緒にいるらしいでござんす」


 ここも同じなんだな。


「空を飛べるのに、なぜか普段は地をって移動しているそうでござんす」


 蛇みたいな感じなのかな?


「倒し方は、体の真ん中あたりから、両断すれば良いらしいでござんす」


「そこは意外と簡単だな」


「首に巻き付かれると、絞められたわけでもないのに死んでしまうそうでござんす。鎧や、魔法、特殊能力のバリアでも防げないそうでござんす」


「これもマモリさんのモザイクでは防げないということか?」


「そのようでござんす」


「これも恐ろしいなぁ。そういえば、ステータス令嬢やコピータたちが倒された場合って、どうなるんだ?」


「人間と同じように死亡するのです」


「そ、そうなのか…… みんな攻撃をくらわないように、気を付けてくれよ」


「はい、お気遣いありがとうございますコピッ」


「報告は以上でござんす」


「ああ、分かったよ。ありがとう、イリーセさん」


 ウードォンデ・クゥビィツーレの生態も、結構解明されているんだな。


 ありがたい。


 こちらも先人に感謝しよう。



「さて、どうやってこいつらを倒そうか?」


「弱点を攻撃するキュ!」


「どうやってだよ?」


「みんなで突撃するキュ!」


「危険だっての!? 即死する攻撃をしてくるって言っているだろ!?」


「なら、遠距離から攻撃するしかないわねッピ」


「そうだな。では、誰がやるか?」


「ヒモノ殿、ここは私のモザイクで仕留めるでありますよ!」


「いや、ここは私に任せて欲しいのだよ」


「レーアさんが?」


「ああ、私は恋愛が得意だから、狩りも得意なのだよ」


「ええっ!? そういうものなのか!?」


「そういうものなのだよ」


 うーん、よく分からない理屈だなぁ。


 でも、なんだか自信がありそうだし、頼んでみようかな?


「では、頼むよ、レーアさん」


「ああ、任せておくのだよ」


 狩りもできるなんて、恋愛力のステータス令嬢はすごいなぁ。

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