傘をささない女
真夜中です。こんばんみ、ながくらさゆきです。
最近雨が多いですね。憂鬱です。
湿気でジメジメするし、気圧の変化で頭痛くなったりメンタル不調になったり。
職場の送迎車の乗り心地が悪くて自転車通勤にしましたが、自分の通勤時間に雨が降りそうなのでやっぱり送迎車を利用しようかと悩み中です。
車も自転車もイヤなら歩いて行けばいいじゃんとグーグルマップで経路を検索したら、徒歩1時間でした。
真夏に1時間歩くのは危険……。
こんな時に思い出す人がいます。エピソードタイトルにした「傘をささない女」
以前の職場にいたんです。どんなに雨が降っても絶対に傘をささない人が。
雨の日はずぶ濡れになって出社して帰りもずぶ濡れになって帰っていきます。風邪引いてました。
どのくらいの時間歩いて来てるのか聞いたら「1時間半」だそうです。
周りの人の「傘貸してあげようか?」「車乗せて行ってあげるよ」「使ってない雨ガッパあるからあげるよ」「ビニール袋かぶって帰るといいよ」も全て断り、のそのそと歩いていきます。
まだ颯爽と歩いてくれればいいのに、のそのそのそのそ。一歩が遅い。短い。
何故傘をささないのか、聞いても教えてくれませんでした。
私の知り合いが彼女の高校時代の友人でした。「あの子傘ささないでしょ。高校の時もそうだったんだよね」と言っていました。
雨の日に長い距離を歩かないといけない時に彼女を思い出します。
きっと今日も彼女は傘をさしていません。
大雨の日も休まず通勤するのはえらいと思うんですけど、目撃者が心配するので自宅の近くで働いてほしいです。
「傘をささない君のために」という中島卓偉さんの歌があります。歌詞が好きなのですが、つい彼女の姿を思い浮かべてしまいます。
あまりに強烈なエピソードだったのでその人を思い出しながら「ずぶ濡れの先輩(の乳首)」というタイトルのBLを書きました。「ながくらさゆき短編集」に載せてますのでよかったら読んでみてほしいです。
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