2

「えくしッ。……うぅ」

 陽はとっくに昇り、昼になる。僕は毛布に包まったままくしゃみをした。昨日散々言われたというのに、また物語を書き続けていて気づいたら日付を跨いでいた。あぁ、これ以上続けていたらいつ寝落ちるか分からない、と布団に潜ったはいいのだが……。やはり一度引いてしまった風邪は治りが遅い。これも小さい時からだったから仕方がないのだけれど……。

 結局悪寒が続いてなかなか布団から出られなかった。季節は夏だっていうのに、どうしてこう毛布に包まっていられるのかが不思議なくらいだ。さてはただの風邪じゃなくてなにかの感染症じゃないだろうな……と疑い始めていた時、玄関の扉がノックされる音が聞こえる。

 僕の家は街のはずれ、森のその奥にあった。こんなところに人が訪ねてくるなんてそうそうないのだけど。誰か道に迷ったのだろうか。それとも、街の本屋さんが売れぬからと本を返しにきたのだろうか……。

 ノックしてきた人物に声を張り上げて返事をしようとしたのだが、なんせ風邪を引いているのでしわがれたような声しか出ない。仕方ない、とベッドから這い出て玄関に向かった。やっぱり寒いなと肩を震わせながら玄関を開けると、連日見た顔がそこにあった。

「よぉ、寝てたのか」

 その顔がこの家を訪ねてくると条件反射でぞっとしてしまう。また部屋の惨状に怒鳴られるのかと萎縮すると、その態度だけで僕の考えていることが伝わったらしい。

「随分嫌そうだな、一応昨日の風邪薬持ってきてやったんだが?」

「え、嬉しいですください喉が痛い」

 素直にそう言えば鼻で笑われた。

 部屋の中に通せば、おぉ、とどういう感情で出たか分からない声が聞こえてきた。この家は玄関とつながるリビング一つ、そして僕の作業部屋へ続く扉ひとつしかない。手洗い場やお風呂は外に別に建っていた。なので今彼が何かを言うとすれば、このリビングのことだけなのだが……なにか変わったものがあっただろうか。

「埃がない」

「なッ、前に言われてからちゃんと掃除はしてるよ!どれだけズボラだと思ってるのさ」

「俺はてっきり、茶を淹れるにも掃除するところから始まると思っていたよ」

 にやりと笑うその顔に腹が立つ。本当この人はよく僕をバカにする。薬はとてもいいものだけど、意地悪ばかりで心の底から良い人だとは思えない!

 むすりと口を尖らせながらキッチンに行き、やかんを火にかけた。前はここも埃が積もってて怒鳴られたけど、流石に自炊するようになってからはこのへんもきちんと片づけている。前までは一人暮らしを許してもらえなかったので、日中の作業ができる時だけこの家に来て夕飯の頃には街の方に帰っていたから、キッチン周りを放置していても問題なかったのだ。……キッチンどころか、リビング全体だけど。

 お湯を沸かす間にマグカップを用意しようとして気づく。この家に客がくることはまずないので、マグカップが一つしかない。

「……ジェイドさん、自分のマグカップ持ってきたりしてる?」

 言えば声をだして笑われた。

「どうせないだろうとは思っていたが、本当にないとはな。あと俺は至って健康だ、人の家に来てまで薬茶を飲む気は毛頭ない」

 ほんと言い方……!お茶を持ってきてくれたのだから、少しは一緒になってティータイムを楽しもうとは思わないんだろうか。まぁ、僕の家にあるのはココアくらいなんだけど。お湯が沸くと同時に、ジェイドは僕に紙袋を寄越す。昨日マグカップに入っていたようなティーバッグが何個か個包装されていた。何日か喉が痛くなっても、これで事足りそうだ。

 さっそくお湯に浸けて、ついでにハチミツも入れて……と戸棚に手を伸ばした時、ジェイドはさてと呟いた。

「本題はここからなんだが」

「え、お茶を届けにきてくれたんじゃないの?」

 違う、といって一人ソファの方へと行ってしまう。ひと匙分の蜂蜜を取ってマグカップに入れてから、自分もソファの方へ向かった。

 彼はもう一つ、紙袋を手にしていた。それの中身をごそごそと漁って、一つ一つ何かを取り出していく。それは液体の入った小瓶だった。それぞれ色の違う小瓶を五本ほど取り出して、目の前のテーブルに並べる。

「風邪薬?」

「いや、ちょっとした試薬だ。お前、簡単な物語を書いてくれないか?」

 は?と声に出して言ってしまう。急な依頼に頭が付いていかなかった。何より、僕が物語を書いているというのを知ってはいるもののその作品を読もうとしたことなんて一度もないのに。意図が汲み取れずにどう返事したものかと黙っていたら、ジェイドは「あー」と唸って頭を掻いた。

「簡単な物語っていうか、そうだな。ただの情景でもいい。物語の冒頭にありそうな、そんな風景を」

 ……なんとなく言いたいことはわかった。起承転結は置いておいて、どこかの場面を書き起こせと言っているのか。それならまぁ、すぐに書けるか……。

 ハチミツの溶けたお茶を一度煽ってから、作業部屋に戻り筆記用具と紙を持ち出す。とりあえず書けというのだから、上質な紙を使わなくて良いよな。

 ソファに座り、テーブルに紙を広げているとジェイドは自分が持ってきた小瓶をまじまじと見ていた。自分が持ってきたものだろうに、なにを物珍しそうに……。

「どんなのがいいの?」

「なんでもいい」

 なんでもいいが一番困る。

「せめて一つお題を言って」

「じゃあ……海鳥」

 街の方で良く見かける、白い鳥か。それが登場する、何かの物語の冒頭。簡単で良いのだから、この紙一枚に収まる程度でいいんだよな……。

 ペンを走らせて五分ほど。本当に軽い一説が書き上がり、それをジェイドに手渡した。

 

 『ある晴れた日、海の小波に応えるように海鳥が鳴く。

  かの鳥はどこへ向かうのか、と少年はその飛び回る姿を目で追った。

  浜の上を飛び、海に浮かび、少年の上を旋回する。

  自由気ままな鳥の姿に憧れを持っていたものだが、

  今この時だけは、何かの使命を持って自分の周りを飛び回っているのかもしれない、

  少年はそう感じ始めた』

  

 ……起承転結もなにも決めずに書けば、こんなにも意味不明な文章になるのか。世の中には字の制限を持って話を書く人もいるという。詩人なんかは韻も踏まねばならぬのだから、制限の中でさまざまな物語を描く人々は素晴らしいな……と自嘲するような考えが湧き出てきた。はは、僕は所詮三流にも劣るさ……。

 ジェイドは黙ってその一文を読んでいる。特に感想も何も言ってこないのでなんだか恐ろしく感じてきた。この人僕の文章を評価するために来たわけじゃないよな……若干の不信感を持ち始めたところで読み終えたのか、ジェイドはその紙をテーブルに置いた。そして僕を見る。

「ここに、五つの瓶がある。一つ選んでくれ」

「え?……じゃあ、緑色の瓶」

 若葉の様な透き通る緑色の瓶を指差すと、ジェイドはそれを手に取り蓋を開ける。

「見てろよ」

 そしてその瓶の中身を全て、文字が書かれた紙の上に振りかけた。

「え、ちょっと何してるの!」

 液体は紙に容赦なくかかり、濡らす。今さっき書いたばかりなのだから文字が滲み、酷いところではもう読むのも難しくなっていた。いくら短い文章だからって一応作品だぞ、なんてことをするんだ!と声をあげそうになったところで僕は口を噤んだ。

 紙が一瞬、淡く光ったのだ。

「ッ——!」

 その瞬間、紙から何かが飛び出した。白いそれは部屋の中を飛び回り、僕へ向かって突っ込んでくる。思わず両腕で顔を庇うように覆うが、ぶつかった感触はなにもない。恐る恐る目を開ければ、それは僕をすり抜けて反対側に飛んでいったようだ。

 ……部屋を飛び回るのは、海鳥だった。半透明の、だがしかし確かにそこに存在している、海鳥の幻影だった。まさに自分が今書いた文章に出てくる、僕がイメージしていた海鳥……。

「おぉすげぇ、成功してる」

 ジェイドは軽く笑っていた。だが僕はその海鳥に目が釘付けだ。こんな、こんなことがあっていいのか!僕が書いた文字が、幻影となって飛び出してきたんだぞ!

「ねぇジェイドさん、これなに!すごいよ、なにをどうしたの⁉︎」

 鳥は僕の頭の上を旋回しだす。目が釘付けで歓喜の声をあげ、僕の興奮はなかなかに収まらない。だってこんなことって!魔女の作る使い魔じゃない、僕が描いた鳥なんだ!

「昨日言ってただろ、本の中身が見えたら良いのにって。考えてみたんだ、文字から読み取れる情景を可視化できないか……呪符や召喚士が使っている魔導書を作成する時に使う魔具とその工程を見返してどうにかできないかって考えたら、意外とするする材料なんか思いついてな。取り敢えず試しにって何個か作ってきたんだ」

 ……昨日僕が嘆いていた言葉を真面目に聞いてくれていたのか。ヤケになって呟いてしまったことだったのに。

 自分の上を旋回していた鳥は、ふとした時に光と共に消えてしまった。残念がると、ジェイドは手元の手帳に何やら書き込み始める。

「可視化は成功、半透明、効果は五分ほど……か。さてセラくん。あと瓶が四つほどあるんだが」

 ニヤリと笑うその顔を見て、自分の心が沸き立った。踊り出しそうな気を抑えて、ソファから立ち上がる。

「い、今書かなくても、元々書いてあったやつでも良いんだよね⁉︎」

「もちろん」

 ちょっと待ってて、今までの作品で手頃そうなの持ってくる……そう言ったはずだが、よほど気が昂っているのか急いでいるのか、気づいたら足は作業場へと向かっていた。

 自分が書いたものが情景となって現れる。元々は僕が「そうできたらいろんな人に興味を持ってもらえるだろうに」という単なる思いだったが、今一番感じているのは僕が作ったものがどう現れるのか、それを全てこの目で見たいという欲だった。僕が描き続けてきた文字はどんな情景を表すのだろう、何が生き始めるのだろう!

 手元に残っていた書きかけの文章を引っ張り出して、取り敢えず十数枚をまとめて持っていく。そしてジェイドにも半分渡し、どれに薬をかけてみるか話し合った。

 絶対これにはかけてみたい!と、野原をウサギが駆け回っている一説を取り出して今度は赤い瓶の薬をふりかけてみる。するとまた紙は一瞬光り、テーブルの上に手のひらサイズの白いウサギが現れた。文章にはふかふかのおとなしいウサギと書いていたはずだ。まさにその通りに、毛並みの綺麗な赤い目をしたウサギがこちらをじいっと見ているのだ。なんて可愛らしいんだろう、と手を伸ばすとウサギは駆け出してしまう。テーブルの上を降りて、足元を駆けずり回っていた。あぁそうだ、野原をかけるウサギを書いたんだった……。

「野原ってワードもはいっていたが、それは可視化されないな……」

「それを言ったら、さっきの海鳥も浜辺は出てこなかったよ」

「うーむ」

 ジェイドは自分の持つ紙を何枚かめくり、その一つにまた薬をかけた。今度は青い薬だった。

 その一滴を垂らした瞬間——

「ッ、うわぁ……‼︎」

 自分の家だったその空間が、その床が花で満たされた。白、赤、黄色……様々な種類の花が絨毯のように敷き詰められ、甘い香りでいっぱいになる。まるで実際に花畑にソファを置き、くつろいでいるような感覚に陥った。さすがに室内なので青空を見ることはできないが、それでも窓から入ってくる日差しを浴びて花々は煌めいている。見たところ、この家の床は余すところなく花で埋め尽くされている。どこまで効果が及んでいるのだろう、と玄関の扉を開けて外を見てみれば、家から数歩先まで花が咲き誇っていた。家の裏手に回って見るかんじ、おそらく薬をかけた紙を中心に円形に花が咲いている。大体半径五メートルか、もう少しかくらいだ。

「物によっては嗅覚作用もできるか……。すっかり呪いまじないだなぁ」

 ジェイドはまた手帳に書き込んでいる様だった。自分は花畑と実際の地面の境目が面白くて、しゃがみこんだままじっと地面を見つめていた。先ほどの海鳥は半透明だったが、この花々は本物に見えた。試しに一つ摘んでみると、実際の野花を摘みあげるように茎が簡単に千切れる。そして青臭い香りも、花本来の香りもどちらも鼻をついた。動物は難しくても、植物の再現だったらよりリアルにできる……?

 トントン、と後ろで軽い音がする。振り返れば、花畑に埋まったウサギが片足で地面を叩いていた。そういえば、ウサギは仲間に合図を送るときにそうやって地面を叩くんだったか。ウサギは耳を動かしながらぴょんぴょんと跳ねまわり、僕の足元までやってくる。ごめんなぁ、あの紙には一匹のウサギとしか書いていなかったんだ。仲間を作ってあげられなくて、ごめんね……そうウサギの頭を撫で付けると、ふわふわした毛玉が僕の手にすがりつくように頭を擦り付けてきて、なんとも可愛かった。……あれ、触れるぞ。

「ジェイドさんこのウサギもこもこしてるよ‼︎」

「お?それも物質化できてるのか」

 なんてことだ、これはさっきとちがって幻影じゃない!こんな癒し生物が出来上がるなんて、彼の薬は本当にすごいな……とウサギを持ち上げようとしたら、その一瞬で光と溶け合い消えてしまった。同時に足元の花畑もふわりと光を残して消えてしまった。

「……どっちも消えちゃったよジェイドさん……」

「良い傾向だ。消えず一生残るわけにはいかないからな」

「なんで?」

「俺たちは神じゃないからだ」

 その言葉に首を傾げていると、手帳から目を離してジェイドは言った。

「命を与えるも奪うも、それは神の仕事だ。俺たちが介入してはいけない、または介入させてはいけない領域だ。俺たちが今やっているのは、あくまで人を楽しませる幻影作りなんだからな」

 ふうん、と半分わかったようなわからないようなそんな気でソファのところに戻る。

 するとテーブルの上に、黒い塊がちょこんと乗っていた。手のひらサイズの楕円形の何かが、微塵たりとも動かずそこに鎮座している。

「ジェイドさん、それ何?」

「あ?あぁ、なんかハリネズミの置物の話があっただろう」

 そういわれて思い出されるのは、玄関先に置かれているハリネズミの置物が、来訪者にいつも微笑みかけている……みたいな始まり方をするやつだ。実際なぜそれが玄関先に置かれているかといえば、そのハリネズミには針金クリップが刺さっておりウェルカムカードを差し込める様になっているからだ。その針金は、再現されていないけれど……。

「無機物ならどうだと思ってみたんだが、そもそもの調合が少し間違っていたみたいだな。形だけ再現されて色とか細かい描写が反映されていない。そのかわり、どの薬よりも長く出現し続けている。少し材料の量変えるだけでこんなに変わるんだなぁ、あー薬学って面白い」

 薬学というより呪術じゃないのだろうか。

「黄色の瓶は現存時間だけ良質的なもの……と。さて、最後の一瓶だが、なにかいい話はあるか?」

 言われ、腕を組んだ。試薬だから必ずしも自分の胸が高鳴るものが出てくるわけじゃないとは思うけど、それでも最後の一つをどう使うか、どう使えば満足するか悩んでしまう。生き物や植物、無機物を対象としたお話に今まで薬を振りかけてきたのだから……。じゃあ、これにしよう。

 紙の束からそれを引っ張り出し、机に上に置いた。ジェイドが最後の薬瓶、黒い瓶の蓋を開けて、紙の上に振り撒いた。これから起こりそうなことを考え、試しにソファから立ち上がって少しジェイドから離れておく。彼はそんな僕を訝しげに見たが、僕は薬のかかった紙をじいっと見つめ続けた。

 ……しかし、一分経っても何も起こらない。

「……もしかして失敗かな」

「だろうな。なんの話を選んだんだ、ってもうこれ読めねぇな」

 薬をかけた紙は皆一様にびちゃびちゃに濡れてしまって文字が読めなかった。今試そうと思っていた紙も同様で、持ち上げるのさえ厳しそうだ。

「小さな男の子が、騎士に憧れる話だよ。甲冑を着て、剣を持って、えいやーって本物の騎士とチャンバラをするんだ。子どもが夢を持ってて可愛いね、っていうお話なんだけど、実はその騎士は行方不明になっていた実父だった……なんて落ちがあるよ」

「ほー。……つまり、リアルの人間に直接影響を及ぼしそうなものであれば、薬はうまいこといかないと」

 あくまで幻想か……と少しだけがっかりし、わざわざ席を立って待機していたことに若干の恥ずかしさを覚えいそいそとソファに座った。ジェイドの手帳は薬のメモでびっしり埋まっている。いくらかの数字とよくわからない言葉も書いてあったので、材料とか工程とかその辺のメモなんだろう。それにしたって字が汚くて何が書いてあるのかわかったもんじゃない。

「じゃあ、まぁ……こんなところか。また成分とか調整して、薬ができたら訪ねることにするよ。ちゃんと薬茶飲んで風邪治せよな」

 言われて思い出す、せっかく淹れたお茶、僕の興奮とは裏腹にすっかり冷めてしまっているではないか。試しに口をつけたが、完全に冷茶だ。味は確かに美味しいけれども。

 ジェイドは小瓶をまた紙袋にしまって席を立つ。見送ろう、と一緒に玄関まで向かうが、ふと考えた。そこまでして彼が薬を作る利点があるのか?と。

「ねぇジェイドさん。僕が『書いたものが見えれば良いのに』って言ったからこの薬作ってみたんだよね」

「そうなるな」

「ジェイドさんになんか得あるの?」

 彼は一度立ち止まり、ううんと唸るが……対して考えないうちにくるりとこちらを振り向いた。その顔は、何かしら罠を仕掛けてやろうとにやけ笑いをしている時の顔と一緒だった。

「最初はただの退屈凌ぎだと思ったんだが……。思いの外薬の出来の良さに、その先が見たくなったな。ただの文字を、人の思いを具現化させる薬。お前が書いたその文章が、人々の感嘆のため息を引き出すところが見てみたくなった」

 さらに笑う。僕を挑発するかのように。

「書いてみせろよ、小説家」

 僕の眉間に皺が寄る。まるで僕は誰かを感動させたことがないというように。

「じゃあ作ってみせなよ、錬金術師さん」

 僕の不満気な声が面白かったのか、彼は声を出して笑いながら後ろ手を振って、行ってしまった。さも楽しげに、今にも軽くステップを踏むかのように、歩いていく。なんだかその後ろ姿に腹が立ってきた。

 見てろよ、あっと言わせる様な作品書いてやるんだから。

 ……いつかは。

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