第204話 角田大河騎手 御冥福をお祈りします
残念なニュースになります。騎乗停止中で処分待ちだった角田大河騎手(21歳)が亡くなった事をJRAが先程、8月10日9時過ぎに発表致しました。
同乗者が誰だったのか?とか、花火なんて競馬場馬場内より、スタンドの方が観れるのに。とか、謎は色々とありますが、ここでは時系列から記載していきます。
8月1日の20時30分頃に函館競馬場の馬場内を、自身で運転する車で侵入し芝コースを傷めました。
芝コースにははっきりくっきりと、タイヤ痕が残ってます。
前代未聞の暴挙を起こした角田大河騎手に翌日8月2日の午前。JRAが聴き取りした結果『函館港まつりの花火大会を観たかった』と、回答しました。飲酒はしておらず同乗者は女性1人と分かっております。
JRAは前例のない出来事に困惑し、騎乗停止の処分をまずは決めます。内容が内容だけに長期での処分期間や、免許剥奪など、より重い処分へ切り換わる事も十分に有り得ました。
もともと角田大河騎手は昨年にスマホの不適切使用でも30日間の騎乗停止を受けたばかりです。
SNSでも角田大河騎手の暴挙に、多くの投稿が上がり競馬界隈での注目度は凄いものがありました。
そしてここから予想外な方向に進んでいきます。
翌日の8月3日には、元JRAのトップジョッキーの一人でもあった藤田伸二氏のライブ配信中に『確かな情報が入ったので公表します。角田大河騎手が亡くなったらしいです』と衝撃的な発言が藤田伸二氏から発せられました。
スタッフさんと思わしき人と藤田伸二氏のやり取りの中で『電車に……』と、言うやり取りが聞こえ、人身事故だと分かりました。
が、この時点ではもちろんJRAも発表してません。
そして、元地方騎手である瀧川寿希也氏も8月4日にXで『JRA関係者から聞いた話で角田大河騎手とは全く連絡が取れない。今分かるのは電車に飛び込んだ人の荷物が角田大河騎手のだった』と言ったコメントを出しており、まだJRAからの発表はありません。
ますます競馬界隈は困惑を極めました。
正直、この2人藤田伸二騎手は中央の元トップジョッキー。瀧川寿希也氏は地方の若手有望格として、技術や勝負感は一流だったものの、人間性には問題があるので、この時点では少し胡散臭いな。と、事実として100%で受け止める方は比較的少なかったと思います。
ただ、色々な方が人身事故があったと言われた場所や時間を調べたところ、札幌市のJR上野幌駅構内で新千歳空港札幌行きの快速エアポートと20代男性が衝突したとの事故が見付かりました。
ここからその男性が角田大河騎手ではないのか?となりましたが、一方では亡くなったのは撮り鉄の方で、角田大河騎手は自宅謹慎中やら、色々な噂が飛び交うようになりました。
そして色々な噂が飛び交ってる最中、DNA鑑定の結果、亡くなった方が角田大河騎手だと判明しJRAが発表致しました。
事実だけを記載しましたが、何故まともな精神状態ではなかったであろう角田大河騎手が1人で行動してたのか分かりません。。
ここからは自分の推測でしかないですが、まともな精神状態では騎手が車で競馬場内を走るわけないと思います。
少し前にもスマホでやらかした上に今回の出来事が重なり、ますます角田大河騎手は追い込まれたと思います。
自業自得と言えばそれまでですが、JRAからの聴き取り後に寄り添える方が1人でもいれば……とは思ってしまいます。
全てから逃げたくなって突発的に起こしたものに思えてなりません。
彼が行った暴挙は許される事ではないですし、多くの競馬関係者に迷惑を掛けました。
父親が現役調教師で兄も現役騎手ですし。
ただ、最後の最後までこんな形で迷惑を掛けてしまっては…………やるせないですね。
騎手の不祥事が多いですが、JRAには騎手の心理的ケアもしっかりやって欲しいと思います。
ただでさえ危険な職業であり、角田大河騎手の仲良かった同期や若手騎手の精神状態も通常ではないと思います。
そんななかで騎乗したら余計な事故に繋がる事も有りえます。
起こってしまった取り返しのつかない事故だからこそ、しっかりと原因究明し今後に繋げて欲しいです。
本当に本当に今回の出来事は後味が悪く、ウマ娘を中心に新規ファンで盛り上がる競馬界にも影を落とす事でしょう。
最後に角田大河騎手の父である現役調教師角田晃一氏のコメントを記載致します。
『大河は多くの皆様に支えられ、応援していただきました。幼いころからの夢をかなえ、騎手人生をスタートさせたばかりであり、残念で仕方ありません。悲しみは癒えませんが、今後も家族で力を合わせてまいります』
角田大河騎手
2003年5月21日産まれ
父がノースフライトやフジキセキ、ジャングルポケット、ヒシミラクルなど名馬に乗りG1を10勝上げた現役調教師の角田晃一氏
2歳上の兄が角田大和氏
2022年3月5日にデビューし初騎乗初勝利を決める。その次のレースも勝利し、史上3人目でのデビュー2連勝。
同年に36勝を上げて新人騎手特別賞を受賞。
2023年毎日杯で初重賞制覇。
センスの塊であり、若手ながら馬群を巧みに捌く事も、落ち着いてペースを読み逃げ切る事も出来る。
人気実力共にスター騎手への将来を大きく嘱望されていた若手騎手。
競馬外の事でイメージが強くなってしまったのが残念でなりません。
お疲れ様でした。なんて言葉を掛けて良いか分かりません。あまりにも早すぎます、御冥福をお祈りします。
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