第199話 宝塚記念振り返り
スタートではプラダリアが出負け、ローシャムパークも少し後ろからになり、先頭にカラテが立とうとしたところ、大外枠のルージュエヴァイユがハナを奪いに行き、最初のコーナを周る。
向正面ではルージュエヴァイユが単独で先頭に立ち、カラテが番手。プラダリアが3番手で後ろにベラジオオペラ。
勝ったブローザホーンと1番人気ドウデュースが最後方。
隊列が決まると動きもなく、1000m通過タイムは1.01.0と馬場状態を考えれば、ややスローペース。
3コーナーからローシャムパークが上がっていくと、他馬もペースを上げて馬群は固まり、坂を下って最終直線に向くと、どの騎手も傷んでる内側を空けて横に大きく広がる。
ルージュエヴァイユを交わし、早くもプラダリアが先頭に立つも、外からベラジオオペラが馬体を合わせるように差してくる。
さらに大外から一気にブローザホーンが飛んでくる。
ブローザホーンの後ろからはソールオリエンスも脚を伸ばしてくる。
残り100で大外ブローザホーンが突き抜けて単独で先頭に立つ。
2着争いはプラダリアとベラジオオペラの叩き合いが続いていた。
残り50を過ぎたあたりでソールオリエンスが、プラダリアとベラジオオペラを飲み込み2番手に上がったところ、先頭のブローザホーンが1着でゴール。
2馬身離れてソールオリエンスが2着でゴール。
叩き合いを制したベラジオオペラが3着。クビ差4着にプラダリア。5着に途中から捲っていったローシャムパーク。
1番人気ドウデュースは6着で、2番人気ジャスティンパレスは10着。
勝ちタイム2.12.0で上がりタイムは34.0。
3番人気ブローザホーンが菅原明良騎手と人馬ともに初G1制覇。
振り返りですが、馬場がもっと荒れてるかと思いました。
後半のラップ下り坂の京都とは言え11秒台が4ハロン続いてますし、上がりタイムも34.0では、本命にしたプラダリアにはキツイ競馬になりましたね。
まず勝馬のブローザホーンは、馬場適正の差で有意に立てたのと、邪魔されず大外から差して行けたのが良かったです。
これは2着になったソールオリエンスにも言える事です。
が、1.2着の差は位置取りと自在性と加速力の差、器用差ですかね。
1着ブローザホーンは最終コーナーから最終直線に向かうまでに、捲って上がって行きました。下り坂を上手く利用し最終直線を大外から伸びて来ました。
2着ソールオリエンスは最終コーナーから最終直線までブローザホーンの後ろから上がって行きましたが、トップスピードに乗るまでに少し時間が掛かりました。
上がりタイムはどちらも34.0なので、最終直線で前に付けていたブローザホーンに軍配が上がりました。
ソールオリエンスも第3コーナーまではブローザホーンより前で、中団位置してましたが、横山武騎手が押しても、なかなか加速せずに位置取りがどんどん後ろになってしまいました。
結果、最終コーナーに入る頃にはブローザホーンの方がソールオリエンスより前にいて、ソールオリエンスは中団から後方2番手まで下がってしまいました。
最終直線では馬場の傷んでない大外を走れたので2着まで来れましたが、やっぱり不器用過ぎる馬ですね。
ポテンシャルはありますが、この馬に展開がハマるレースが、そんなにない事が問題ですね。
もう少し器用な競馬が出来れば良いですが、現状はスローペースで先頭から後方まで詰まってるレース。かつ、馬場が緩くパワーがいる大箱コース。じゃないと馬券内は厳しいと思います。
今回は合うと思って対抗評価にしたのは間違ってなかったとは思います。
先に2着から書いてしまいましたが、ブローザホーンはソールオリエンスよりは器用なので、もう少し勝負出来るレースは増えると思います。
良馬場ならパフォーマンス上げてくる他馬もいますが、この馬も相当成長してるのか、末脚見る限り良馬場でも走れそうですね。
中山でも勝ち鞍はありますが、おそらくG1なら急坂より平坦コースの方が良いと思います。天秋やJCならまだしも、有馬記念は危険な匂いはします。まだ先の事ですから評価も変わるかも知れませんが。
3着ベラジオオペラ、成長著しいですね。重馬場で前目でこれだけ粘れるとは思わなかったです
最初に言ったように、思ったより馬場が荒れてなかったのが、この馬には良かったですね。
4着のプラダリアにも言える事ですが、ベラジオオペラとプラダリアは、途中からローシャムパークが上がって来た事によって、ペースを上げざる得なくなったのが辛いとこですね。
なので最後はキツくなり、並ぶ間もなくブローザホーンとソールオリエンスに交わされた形ですね。
特に4着のプラダリアはスタートで出負けして、相当池添騎手が押して、脚を使いポジションを上げたので、最後はガス欠気味でした。
スタートさえ出てくれれば、本当に頭もあったと思ってるだけに無念極まりないです。。
もう、こんな好条件に巡り合う事はなさそうです(TT)
ベラジオオペラは良馬場でも走れますし、前目で粘れる自力あるので、どのレースでも大きく崩れる事はなさそうです。
そのぶん決め手もないので、2〜5着みたいな惜しい結果が続くかもですが。大阪杯でG1取ってて本当に良かった馬だと思います。
ドウデュース、武豊騎手は道悪適正の差ではないと言ってますが、少なからずあったとは思いますけどね。どうなんでしょ? 何か折り合いが難しくなってて、マイラー寄りになってる気がします。
今回は無印評価でしたが、小回り良馬場ならまだ見限るのは早いと思います。
叩き良化型でしょうし、札幌記念とかオールカマー、中山記念なら面白いとは思いますけどね。
G1だと…………大阪杯かな。もう出ることなさそうですが……秋以降の大箱の東京G1だと、自分は評価を下げたいですね。
ワンチャンで有馬記念で連覇……相当展開が向かないと難しいとは思いますが、人気ある馬なのでまた勝つ姿は見たいですよね。
2番人気ジャスティンパレス、10着は負け過ぎです。内枠と想像以上に道悪適正がなさそうです。あとは海外帰りもキツかったかもです。良馬場であれば、こんなに負けないとは思いますが、いくらなんでも、今回は負け過ぎですよね。
馬券的にはプラダリアさえ3着に粘ってくれば、3連複と3連単取れたので悔しすぎます。
スタートで出負けして無理だな。とは思いましたが、想像以上に頑張ってて3着あるか!って、夢は観れました笑
ベラジオオペラを無印にした理由の1つに馬体重があります。
芝中距離〜で重馬場や不良馬場だと総じて馬体重は軽い方が勝率やら連対率は良い傾向にあるのですよ。
馬体重が重いと筋肉量も多いので乳酸がたまりやすく、ガス欠を起こす事が多いからみたいです。
勝ったブローザホーンがメンバーで最軽量なのも面白いです。
もちろん軽ければ良いって話でもないですが笑
もし不良馬場で芝の中長距離レースあったら、道悪適正に加えて馬体重にも注目すると、思わぬ高配当が取れるかもです。
水曜日の帝王賞は当てたいです!
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