犬ぽぽ

母が心臓カテーテル手術をするため、私は実家に帰省し5日間、祖母とぽぽの世話を頼まれた。

「久しぶり！！久しぶり！！嬉しいよぅ！！」

「しっぽがちぎれたっていいんだよぅ！！！」

「あれ？なんかママさん衣はがした」

「あたらしい衣にした」

「！これはお出かけだぁー！！」

「あれ？ふたりとも行っちゃうの？」

「ぼくは……」

母の受付を済ませ見送ってから、イオンに寄って実家に戻った。

「あれ？ママさんは？」

「かえってこない？」

「パパさんもたまにしかかえってこない…」

※両親は卒婚で円満別居中である※

「え？じゃあきょうお前だけなん？」

「え？ママさんあと2日もいない？」

「あ！ブーブの音！ママさん！？！？」

「……ちぇっ」

「あーあ、もう寝よ。」

ご飯とおやつのときしか寄ってこなくなった。

横目でチラチラ見てくるのヤメレ。笑

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい