EP.「 Paper 」

大学のクソレポートを終わらせ帰宅する。


「あ”あ”ぁ....」


文句を言いそうになるが意味がないので諦めた。


「どーせ今日もチラシまみれだろ」


結局愚痴のようなものを吐き捨て

電灯に照らされた銀色のポストをあける。


「.... ん?」


珍しく高級封筒が入っている。

そもそも初めてなので珍しいもクソもない。


「うぅさぶ...」


そそくさとアパートのポストをあとにし、

オンボロドアを開けた。


荷物を乱雑に置き高級封筒を開く。


中には横に細長い紙切れ一枚。


「今宵、貴公を殺しに逝く。」


美しい手書きでそう記されていた。

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