#10月の星々

幼い頃に両親を失ってからというもの、冷えた家々を流転してこの場所に辿り着いた。温かい食事に布団……涙が出るほど嬉しい筈なのに、なぜだか辛かった。ここでの生活が幸せであればある程、両親と過ごした日々を思い出し、この人達と本当の家族じゃないことを思い知らされた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る