イノセンス・V~不完全な赫~

吸血鬼サイド

吸血鬼

古来から人類を脅かす天敵とも言える存在。人間に限りなく近い容姿をしているが、鋭い牙を持つ。瞳の色は青か翠が多い。共通して非常に好戦的で残忍、狡猾な性格をしている。姿かたちだけが似ているだけで膂力を始めに人間よりも遥かに高い身体能力を持つ。見分け方は匂い、影の穴(心臓が無い)から見分ける必要がある。心臓を破壊すれば死亡するという性質を持つ。

王の具足（メンブラル）

王に仕える吸血鬼の側近。共通のシンボルマークなどは持っておらず服装などは見事にバラバラ。唯一共通しているのは武器のみ。通常の吸血鬼以上に好戦的、残虐、狡猾で力で示されない限りは王であっても服従しない(造反を目論む者さえいる)。実力主義世界ではあるが挑戦者が基本的にいないため入れ替わりはあまり起きない。

導器（ミーセス）

王の具足（メンブラル）たちが保有している剣。レイピアタイプで形状はこれ以外に存在しない。赤黒い刀身に黒い柄を持つ。強度も高いため武器としての使い勝手も非常に良い。

共鳴（リベラス）と呼ばれる専用形態を持っており、非常に高い戦闘力を発揮することが出来る。加えて四肢欠損でも修復してしまうほどの治癒能力も保有している。

清浄の道（ワイルドロード）

吸血鬼たちの本拠地である青ざめた宮殿（フルレギア）にまで通じる通路。素材は白大理石で、吸血鬼たちが本気で殺し合っても殆ど傷がつかないほど頑丈に作られている。幅は非常に広く二階建ての一軒家が収まるほど。

爪（ネガル）を始めに分断隔壁などのトラップが仕掛けられている。

爪（ネガル）

清浄の道（ワイルドロード）に配置されている量産型排撃システム。液体金属で構築された肉体を持っている。目や鼻などは設計されておらず「外敵排除」オーダーのみで動いている。

手足を鋭利な形状に作り替えて攻撃することが可能。並みの人間なら余裕で殺害できるほどの戦闘力を持つ。強い衝撃を受けると液体金属に戻るほか形状変化の最中に攻撃を受けると液体金属に戻る。