夜の近く

世界にさよならと

言って眠る夜は

穏やかで



世界から消えたいと

思ってぼんやりする夜は

静寂が


混乱も

孤独も

苦痛も


虚しさも

悲しみも


過ぎた先



向かわなくても

気づけば、近くにある場所で


向こう側へは

気づいた時には、そこにいてしまう場所かもしれない


心も身体も何もない場所

何もかも失くしてしまうのか

分からないけれど

何も無いといい



2024.02.12

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