文章の書き方
彩霞
はじめに
「文章の書き方のルール」は、確かにこの世に存在します。
カクヨムでも、三点リーダーは二つで一セットだ、と言う人もいるし、
確かに、実際に売っている本を
何故なら、どの読者層に向けて書くかによっても文章のルールは違いますし、横組みか縦組みかによっても変化するからです。そもそも出版社によって独自の原則があるため、「これが正しい」「この書き方ではなくてはいけない」と言い切ることはできないのです。
では「文章の書き方のルール」は存在しないのか、と言うと、冒頭に書いた通り存在はします。各出版社の出版物を比較してみると、そこには共通のルールがあるのです。
ただし、その中にはいくつものパターンがあるため、どれを選ぶかは作者次第。
一応、ここでは一般的な「文章の書き方のルール」を書きますが、それを読者の方に強制するつもりはありません。カクヨムは自由な世界ですから、それに縛られる必要はないと私は思っています。
しかし「誰かに読まれたい」と思うのであれば、多少なりとも読者に対する配慮は必要でしょう。元々体裁を整えることは、文章の中身とは別に、見た目の美しさによって読みやすさを手助けする役割があります。少しでも読みやすくということを考えているのであれば、これから書く内容について使わない手はないと思います。
当作品では、筆者の校正学習の経験を生かし「文書の書き方のルール」を解説していきます。
解説する内容は基本的に、「筆者が添削や校正をした場合、指摘する可能性のある項目」を挙げています。内容は、前半に「比較的やっておいた方が読みやすくなる」という基本的なことを説明し、後半にいくにつれて書き慣れてきている人でも、「これってどうなんだろう?」と疑問になりやすいものを挙げる予定です。
自作に採り入れるか否かは自由ですが、読みやすい・見やすい文章を書く一歩として、当作品が役に立てたら幸いです。
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