キリトリドウサ
三角
電子板
ポッケから振動が伝わる。
人差し指と親指で持ち上げて親指を丸いボタンがある定位置に、他の指で長方形のそれをしっかりと握る。
丸いボタンを親指で押す。
彼女の写真が浮かび上がる。
切り替わるはずの画面が一向に進まず、もう一度親指でボタンを押す。
すると十つの数字が表示される慣れた手つきで数字を押す。
、、、、自分の誕生日を入力すると画面が切り替わり愛犬の姿と四角いアイコンがいくつも表示される。
その中から緑色のそれを選び出して親指でタッチする。
彼女からメッセージが届いていた。
指を滑らせるようにして
おはようと打ち込む。
丸いボタンを押すと、また愛犬が画面に映った。
丸いボタンを長押しすると女性の声が聞こえてくる。
それに対してお気に入りのプレイリストと呟くと耳についているイヤホンから聴き慣れた音楽が流れてくる。
それを確認して、それをポッケに戻した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます