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私も隣で寝ることにしたけど、朝には床の冷たさで起きた。お布団敷いたのに寒い〜。パパはまだ寝てる。座ったままだ。こうやってもしかしてよく寝てるのかな?寒いし、パパにぎゅーっとくっつく。
ふと、嫌なことを思い出した。
「未来、お前は愛人。本命とか無理」
「お前重いんだよ」
うう、なんでそんなこと言うのよ!
「未来ちゃん?大丈夫?」
「は、あれ?パパ起きた?」
「泣いてるから、どうしたのかと」
「パパ、嫌な夢見た」
「うん」
「重いって。私、重いんだよ」
「え?未来ちゃん軽いよ?」
「体重じゃなーい!気持ち的なもの」
「そんなことないよ。重いってよくわならないな。そんなこといったら、俺は重すぎるからなぁ」
「パパは、確かにおもーい告白した」
「未来ちゃんをどうしても、お嫁さんに欲しかったからね」
「パパ、約束して?」
「なに?」
「浮気しないで」
「…俺、もてないし…学生は男しかいないよ…」
「じゃあ大丈夫だね」
「俺はね、未来ちゃんが、お客様に変な気起こされないか心配だ」
「パパみたいに?」
「そう、俺のように強引なやつ…」
強引ねぇ。
そんな人パパしか知らないよ。
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