　やっと晴れたので、用事のついでに足を伸ばして元町公園へ。お花見弁当する時間はないけど仕方ない。

　みなとみらい線、元町・中華街駅そば。

　ここは古い桜が残っていて見ごたえがありました。最近、あちこちで植え替えが進んでいて、細い若木だらけなんですよね……立派な樹に育つ頃には私はヨボヨボになってしまうー。

　前話で取り上げた掃部山公園は桜木町駅側の丘です。

　こちらは関内地区(平地。つか埋め立て地)を挟んだ反対側の丘。

　斜面に沿って、段々に園地と遊歩道があります。外国人墓地のすぐ下が入口です。

　掃部山と同様、この丘も水源地なんです。

　昔、フランス人のジェラールさんがこの水源を確保して水を売っていたそうです。外国人居留地まで管をひいたんだとか。

　あとは外国航路の船に給水していました。「ヨコハマの水は赤道を越えても腐らない」と評判でした。

　ジェラールの水屋敷・地下貯水槽が公開されていますが、今は鯉が泳いでいます。水、濁ってます。船には積めないな。

　公園内にプールがあるんですよ。夏だけ営業する屋外プールなんです。

　湧水のせいで水温が低い、という噂がまことしやかに近隣で流れています。私は利用したことがなく、本当に冷たいのかわかりません。

　そして何故か弓道場もあります。元町商店街で和弓を持つ人をよく見かけるのは、ここのおかげ。

　そのすぐ上には山手の洋館が建ってるのに、なんなのココ。

　桜の下の園内を登っていくのもいいです。

脇の貝殻坂を行き、山手教会の墓地を眺めるのもまたよし。

　坂を上がりきると、山手聖公会と山手資料館のヨコハマっぽい景色が楽しめます。

　聖公会と桜、近況ノートに写真をあげました。

　はああ、もう桜は散りはじめています。

　春が通りすぎていく。

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