第18話 『落書』
信じようが、信じまいが―
Y市の一角では電柱や掲示板等の至る所に張り紙が貼られている。
内容は『上杉隼人、小学一年生の息子を探しています』という物。
これだけならただの張り紙だったのだが、ある日を境に子供の様な字でその上から落書きされるようになった。
『さがさないでくださいさがさないでくださいさがさないでくださいさがさないでくださいさがさないでくださいさがさないでさがさないでさがさないでさがさないでさがさないでさがさないでさがさないで』
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