第14話 『抹消』
信じようが、信じまいが―
小学二年生の翔太君は学校から貰った地図帳を眺めていた。
その時誤って鉛筆で線を書いてしまったので慌てて消しゴムでその線を消した。
「あれ、さっきまでここに島があったんだけどな」
彼が消していた場所は太平洋の中心、かつてアトランティスがあったと言われている場所だった。
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